表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
明治蒸気幻想パンク・ノスタルヂア  作者: 留龍隆
幕間 現状把握
27/97

27:現状という名の情報。

だいぶ話が進んできたので、キャラを整理するための一覧表です。

省かれたキャラは情報が不足しているか、重要でないということで。


 沢渡井澄さわたりいすみ


 二つ名:〝爪弾き(つまはじき)〟〝異刀鋸いとのこ


 齢:十八


 身の丈:アンテイクでは一番高い


 目方:十四貫


 服装:

 黒のスリイピイスに身を包み、伊達眼鏡をかけている。細身ではあるが必要な筋肉量はある。舌に銀の短剣型刺飾金。


 性格:

 真面目几帳面。結構な書きとり魔で、手帖によって集めた情報を整理している。一年も住んでいないのに島での暮らしに慣れ、情報網も広い。仕事のさなかでも八千草を敬愛とも性愛ともつかない目で見ており、ときおり妙な行動に走る。


 得物:

 硬貨幣コインによる指弾・羅漢銭(間合い五間)と鋼糸を操ることによる拘束・斬撃(間合い一間)。中距離から間合いをとって戦うが、本来は物陰から狙う暗殺技。体術はからっきし。


 能力:

〝身体強化魔術〟身体能力を強化する魔術。手首をぐるりと一周、刺青を彫ることで常時発動している。前述の指弾などの威力増強のため。刺青は「I needs some reinforcement.」と記されている。

〝殺言権〟舌の刺飾金ピアスを媒介にした術式。自分の認識した言葉の言霊を殺すことで存在を抹消する。言葉を聴いた人間のうち対象者甲の記憶からは消し、対象者乙には残すなどの細かな振り分けも可能。一日に三回までしか使えない。




 橘八千草たちばなやちぐさ


 二つ名:〝音無草ねなしぐさ


 齢:十九


 身の丈:四尺七寸二分


 目方:十貫一斤一匁


 服装:

 ゴチツク調のドレスをまとい、長い黒髪を緋色の髪留めで一部だけ結っている。片時もパイプを手放さない喫煙者。靴だけは常に編み上げの長靴ブウツ


 性格:

 代理店主を務めるだけはあり、この島では珍しいまっとうな人格の持ち主。だが逆にそのために知り合いは少ない。井澄より半年ほどこの島での暮らしは長く、登場当初からつきまとっている彼をぞんざいに扱っている。彼の好意にはまったく気づいていない。


 得物:

 刀仕込みアンブレイラ〝朱鳥あすか〟を用いた剣術。片手打ちの取りまわしやすい刀であり、長脇差ほどの間合いにより室内でも力を発揮できる。実は柄に協力な撥條ばねが仕込んであり、緊急時には刀身を射突することができる(通称とっつき)。有効な威力を保てる間合いは一間。


 能力:

 なし。




 三船小雪路みふねこゆきじ


 二つ名:〝食神鬼しょくじんき


 齢:十六


 身の丈:五尺三寸五分


 目方:十三貫


 服装:

 西洋のシャツだけを着て、裾の長さで股下まで隠している。その上から赤い着物を羽織っている。足には太腿まで隠す長足袋。髪は総髪のようにまとめて前髪だけ垂らす。馬の尾のような髪型。


 性格:

 享楽的で戦闘狂。なによりも戦いを愛し、己が傷つくことすらいとわない、というか愛しいと思っている。普段は子供っぽく、わりとなににでもはしゃぐ。空気は読める方。ここは兄に似たか。


 得物:

 なし。徒手空拳。やろうと思えば色香も得物足りえる。


 能力:

摩纏廊まてんろうぬえの髭である髪紐を媒介とした攻性補助用術式。詠唱は「纏え天地擦る力の流れ」。触れたものの摩擦係数を操る。足を滑らせたり、摩擦を強めて急停止したりと移動時の歩法としても用いる。

 摩擦を強めた手足で相手の皮膚を削ぎ取る『衣我得ころもがえ

 指一本触れただけでも相手の動きを制する『一指不纏いっしまとわず

 全身の摩擦を強化して鑢の如き鮫肌と化す『忌蝕獣いしょくじゅう』などの技を持つ。

 一度に摩擦を変化させられる物体は二つまで、能力付加を為せる物体の大きさは自分の身の丈くらいまで、という制約がある。




 三船靖周みふねやすちか


 二つ名:〝殺陣鬼さつじんき


 齢:二十四


 身の丈:妹より低い


 目方:十三貫


 服装:

 厚手の作務衣に、つぎはぎを充てるでなくそれのみで作ったような羽織をまとう。髪は短く後ろでひとつに束ねており、伊達煙管をくわえる。


 性格:

 享楽的で女好き。遊郭に出入りしており、このあたりの情報網を持つ。一人には縛られない主義とのことで所帯を持つつもりはない。愛する妹と二人で暮らしており、この島が四つ葉となる以前からここに暮らしているらしい。


 得物:

 四振りの短刀を用いた短剣術。同時に四つ使うのではなく投擲に使ったりするぶんを持ち歩いているだけで、基本的には右逆手に一振りのみ構えて戦う。


 能力:

空傘からがさ〟符札を媒介とする神道系術式。風の神より加護を頂く。視界内の自作符札に念を込めることで、人間一人くらいなら容易く吹き飛ばす突風を発生させる。

 符札さえあればいくらでも使えるのだが、術式は書きこんだ直後から少しずつ力を失っていくため一日に使える枚数は実質的には二十枚が限度。書いて一日経過するだけで威力はがた落ちするという。前述の羽織の中に大量に仕込んでいる。




 山井翔やまいかける


 二つ名〝黒闇天こくあんてん


 齢:三十路


 身の丈:五尺五寸


 目方:十三貫三斤


 服装:

 留袖の上から白衣を着る。髪は編み上げて結い団子状にまとめており、額を広く出している。後述の杖を持ち歩く際は布を巻く。


 性格:

 享楽的で女好き。男性も好きだが女人がもっと好き。また守銭奴であり、医者としての仕事の際は身内からでも搾り取る。そのかわり仕事の腕は確かで、医者としての務めはきちりと果たす。義理堅く人情に厚い。この島では生きづらい類の人物。


 得物:

 人頭杖にんとうじょうという、人間の顔の部位がごちゃまぜに表出した杖。厄を感知し、自分に向けられた敵意に反応すると赤い煙を吐く。その量の多寡と噴き上げる速度で、相手のおおまかな位置や行動を判断できる。


 能力:

厄廻払い(やっかいばらい)〟人頭杖を媒介に、自分の周囲に黒い煙状の厄をまとって戦闘を行う。詠唱は「悪厄集えば災を成す。禍福糾える縄の如し。裏面済世・厄廻払い」発動中は潰れた左目が開き、黒色の液体を垂れ流す。また左顔面がひび割れて皮膚がめくれあがり、大変な外見と化してしまう。

 閻魔の妃、黒闇天の異能。厄の黒煙は半径三尺を満たし、自由に移動させることが可能で触れたものに倦怠感を覚えさせ動きを鈍らせる。彼女自身が杖術を修めていることもあり、これを併用して前衛に立つことも可能。

 また己の傷を抉り杖に厄を食わせることで、傷の治癒力向上・感染症予防に加えて厄を凝縮した〝煤〟の弾丸を精製し、遠距離へ撃ちだすことができる。また相手から受けた傷より精製した煤は、相手を視認していれば呪詛返しの効果が付加され確実に命中する。




 湊波戸浪みなとなみとなみ


 二つ名:〝仕立屋したてや


 齢:?

 身の丈:?

 目方:?

 服装:性格:得物:能力:?





 長樂重三ながらじゅうぞう


 二つ名:〝渦中の繰り手〟


 齢:四十五


 服装:

 西洋のシャツにチョツキを合わせた、一般的な男性。


 性格:

 わりと親しみやすい人柄。本土にいたころに治水技術を買われてきた。赤火の所属ではあるが、バーを開いている職務上いろんな人間と繋がりがある。井澄とは互いが互いに利用してやろうと目論んでいる様子。そのせいで井澄が枯れ専呼ばわりされることに。


 得物:

 船幽霊の柄杓。穴が開いた柄杓。怪談で有名。


 能力:

死丹水しにみず〟媒介は柄杓。詠唱は「出でよ死丹水」「変じよ死丹水」。柄杓の穴から大量の汚泥を噴射し、一帯に撤き散らす。あるいは視認した水を汚泥に変える。汚泥は単純に吹き飛ばして叩きつけるだけでなく、生き物が触れると時間経過と共に接触部位が老化する能力がある。

変若水おちみず〟媒介は柄杓。詠唱は「出でよ変若水」「変じよ変若水」。柄杓の穴から大量の清水を噴射し、一帯に撒き散らす。あるいは視認した水を清水に変える。清水は死丹水の効果で破壊したもの・老化させたものを元に戻す効力がある。




 賤機蔵人しずはたくらんど


 二つ名:〝飛び斬り〟


 齢:三十四


 服装:

 散切り頭に薄汚い着物の浪人風。


 得物:

 白鞘の鍔がない打刀。普段は襟首筋から背に隠し持っている。これを用いた剣術が〝賤刀術・眉目飛刀〟刀を振るいながら間合いを詰め、近間の投擲で相手の動きを封じ、続く当て身で止めを刺す。籠城戦などでは数本の刀を畳に突き立て運用する場合もある。




 須野原奈津美すのはらなつみ


 二つ名:〝診殺医しんさつい


 齢:二十六


 服装:

 白いスリイピイス。細身の体型にぴたりと合っている。


 得物:

 医術刀メス。人助けの道具でなんてことをするのか。

 戦闘以外でも卓越した手腕で相手の体をかっさばき、生きたまま解体しても返り血ひとつ浴びないほど。生き肝を食らう本物の鬼女。




 須野原四之助すのはらしのすけ


 二つ名:〝辣腕らつわん


 齢:三十三


 服装:

 羽織袴。身の丈六尺越える大柄。よく着物があったもんだ。


 得物:

 なし。徒手空拳。しかし両腕とも改造されており、蟷螂のように節が二つある。これによる驚異的な間合いによる奇襲、遠心力を載せた手刀、つかみからの投げなどが使えたが、そもそも素手で相手してはいけない奴と当たってしまった。




 なんか名前忘れたけど西洋剣士四人


 二つ名:二つ名どころか名前も出てない奴が一人いた


 齢:三十代


 服装:

 それぞれ特色は出ている。口調は英本を和訳した感じにしたかった。


 得物:

 レイピアとロングソードとブロードソードとバックラー。リカッソなどを用いた変幻自在の間合いと裏刃を使った戦術はまたいずれ。




 渡会盛雲わたらいせいうん


 二つ名:〝鬼拳きけん


 齢:二十九


 服装:

 裸に黒革製のチョツキ。


 得物:

 なし。徒手空拳・撲身求ボクシング。英吉利で身に付けた格闘術。当てられず当てるを主義としているが、それにしても「一切打点を滑らせずに殴れば鮫肌でも削れまい」という理論はあまりにも暴論。渡会神拳。




 設楽奏鳴したらそな夜想やそ小夜さや


 二つ名:〝惨銃士さんじゅうし


 齢:十四


 服装:

 三つ子の全員同じ海松色のロングコウト。


 得物:

 国友製後装式単発風砲参號器・人呼んで〝苦絶ツ風(くたつかぜ)〟。スナイドル銃の部品を分解して組み上げられている。放気筒ほうきとうは手押しポンプで空気圧を詰める。


 能力:

蟇目ひきめ〟本来は弓から放った矢の鳴らす音で魔を祓う術式。三人が懐に入れている矢が媒介。詠唱は「千早振る、高天原の神集い、魅入る憑き物、退ちのきて去ね」相手の術式防御を貫く術を弾丸に付与する。また祓いの効果で己の敵意・害意を放出せずに遮断する。




 式守一総しきもりかずふさ


 二つ名:〝冥探偵めいたんてい


 齢:二十六


 服装:

 三つ子の全員警官の制帽、被外套に詰め襟。


 得物:

 軍刀サアベル。警官が持つ一般的な装備。抜けば玉散る氷の刃。掛け声からして流派は推して知るべし。


 能力:

剱境負戒けんきょうふかい〟鞘の呪紋を媒介とした結界術。左の手刀を振り下ろすことで、己を軸とした円の間合い五尺以内に存在する物体を圧力で吹き飛ばす。壁際で使えば自分を押し出すことも。二歩半で槍の間合いも詰めることが可能。

 吹き飛ばせる重さは三十貫が限度で、あまりに重たいと圧力に耐えて留まる。また作中の井澄のように鋼糸を命綱にするなどでも対処可能。しかしいずれの場合も体勢の崩しには繋がる。

 防御の際に用いて反撃に出ることもできる。攻性防禦りふれくとがあど



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ