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あなたに出会いと罵声と祝福を:序幕始まりの始まり

前書きの前書き。今回は短いけど次からはかなり長いはずです。

『天野さ〜ん、仕事捜しましょうよ〜』


いつものごとく机に足を乗せFRIDAYを被り睡眠モードの烙にいつものごとく三号が苦言を定す。


「………」


『天野さ〜ん、仕事…』

「煩い!」

三号を掴み、壁に向かって力一杯投げつける。


『ふぎっ!』と悲鳴を最後に三号は黙り込み、烙はFRIDAYを再び被り睡眠モードに移行しようとした…。


「仕事が嫌なら、お話してよ」


不意に掛けられた声に驚きそちらを見ると、一人の少女が座ったままジュースを飲んでいた。


「楓、いつから居たんだ?」


「3ちゃんが壁に叩きつけられた辺りから…」


五十嵐 楓―自分の親を助ける為に仕事を依頼した少女。現在はバイトで駄典に来る事になっている。


「話って、何を?」


楓は少し考え


「天野さんが初めてこの世界に来た時の話がいいな」


「ああ?来た時の話ぃ〜?」


「あ!何よ?その露骨に嫌そうな顔は?」


「いや、普通に話したく無いんだが…ってか、学校はどうした?学校は?」


「私立で今日は創立記念日でお休み。いいじゃない、暇なんでしょ〜」


ズズッとジュースを飲み終えた楓が頬を膨らませて答える。


ふぅ、と溜め息一つで諦め


「三号、楓にジュースもって来てやれ。俺はコーヒーを」


『解りました〜』


数分後、誰にも押されていないカートの上にジュースとコーヒーが載せられ部屋に入ってきた。




「ふぅ…さて、どこから話そうか」


コーヒーで一息入れた烙はそう切り出した。


「天野さんって昔はあの悪魔みたいなのが居るところに居たんでしょ?」

「いや…違う」


少し苛立ちながら答える烙。まるで…思い出したく無い様に。


「じゃあ…どこに?」


今度はハッキリと嫌悪感を表し答えた



「一番美しく、一番醜い場所さ…」







―語られるは過去。紡がれるは『罪』。

決して癒される事無く、赦される事もない。


一人の天使の話。

次回は、(ルシフェル)の昔の話。そして新キャラが続々登場します

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