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作者: イプシロン


  華やかで(ひら)けたまっすぐの(みち)

  舗装され平らに広がる路

  春(かすみ)で先が見えなくとも

  風と香りに誘われて歩く


  草おい茂る曲がりくねった(みち)

  小石だらけのでこぼこした土の径

  秋(きり)で先が見えなくとも

  (つゆ)の冷たさに触れられ歩く


  どちらの道をゆこうとも

  彼方の楽園は(もや)で見えない

  そこになにがあるのかは(おぼろ)

  知らずにただ歩くしかない


  どちらの道を征くにせよ

  歩いたところが道になる



  English version


     The Way


  A bright and straight road unfolds,

  Paved and smooth, a road that holds.

  Though spring mists obscure my sight,

  With scents and breezes, I will sway.


  A winding path where grasses grow,

  Strewn with stones, uneven flow.

  Though autumn fog may hide the sight,

  I walk, embraced by dew’s cool bite.


  Whichever way I choose to tread,

  The distant paradise lies ahead.

  What lies beyond, I cannot know,

  But onward still, I walk and go.


  No matter where my steps will lead,

  The journey shapes the way I heed.

 静かな幸福の花が、その道にずっと咲きみだれていることを知っていた。真剣な仕事と、りっぱな抱負と、厚い友情はアンのものだった。何ものもアンが生まれつきもっている空想と、夢の国を奪うことはできないのだった。そして、道にはつねに曲がり角があるのだ。

「神は天にあり、世はすべてよし」とアンはそっとささやいた。

(モンゴメリ『赤毛のアン』村岡花子 訳)

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