元聖女 他国聖女の護衛になる
「誰だ」
幹部らしき人物が警戒しながら声をかけてくる
「初めまして、傭兵団首席合格のアニエス・ディアルです
団長のガルファ・ニーロからの命令で、ここに来ました」
「あぁー!お前が噂の!
ごめんなー、俺はこの国の幹部やってるセフィシル・ペンティスタって言うんだ
近距離部隊長やってんで!」
と、幹部らしき人、、、もとい、近距離部隊長「セフィシル・ペンテスタ」が手を出す
「よろしくお願いします」
手を握り握手する
「ところで、追試験があると聞いたのですが、どうすればいいのでしょうか、、、」
「あぁ、訓練室でやるから、俺についてきてくれ」
「わかりました」
、、、入隊するところに関しては上司にあたるのかな?なんて考えながら、セフィシルさんについていく
ここに来るまで、セフィシルさんに団について教えてもらった
傭兵団は、他国で言うところの兵士的な扱いで、入団してすぐ、首席合格者以外は戦術基礎から学び始める。
入団一年後に、進級テスト的なものが行われ、そのテストに合格すれば晴れて傭兵団員として表舞台に立てるようになる
合格したと同時に希望部隊に入隊することができるが、希望人数が多ければ、またそこでテストが起きる
ということらしい
首席合格者の場合は、入団当日にテストを受けて幹部に実力が認められた場合は、お偉いさんや外交官さんの護衛をするらしい
首席合格者=幹部候補生 になってるらしい
「ここだ、 お前ら―入るぞー」
「うーい」
入った場所は訓練室ではなくて、幹部室だった
「あの、セフィシル様
訓練室でのテストではないのですか?」
そういった瞬間、セフィシル様が
ナイフを向けてきた