暑苦しいブランコ
太陽が強く輝く夏。
まるで人間を殺しにくるかの如く日差しが肌を突き刺す。そんな中、住宅街の中にある公園に男の子がいた。男の子は汗をかきながらブランコに乗っていた。
ブランコは錆びているのか、あまり動かしていないにも関わらず軋むような音を出していた。
男の子は退屈を表すようにだんだんとブランコを漕いでいく。軋む音が大きくなるにつれ、暑くなってきたような気がする。これ以上暑くなってはたまらないので漕ぐのをやめて、ブランコに身を任せる。風を感じて少し涼しくなるが、やはり暑い。
だんだんとブランコが熱いのではないかと思い始め、降りようかと考えるが、おそらく時間は経っていない。もっと時間を稼がなければ、限界を迎えあの気まずい家に帰る事になる。
今あの家には姉の彼氏が来ておりとても気まずい。
今日初めて会ったが悪そうな人では無かったと思う。それでも知らない人が家にいるというのはなんだか居心地が悪い。友達でもそんな感じなのに彼氏となってはその比ではない。第一なんで家に連れて来るんだ。うちじゃなくても良いだろう。いけない、だんだんイライラしてきた。
仕方ない、大変だが歩いて1時間ほどの駅まで行こう。