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第30話 学生

どこかで



んで来たのだろう。



だいぶ酔っている。



一見ヤクザには見えない篠川を



学生はナメたのか。



力もないくせに偉そうで



横柄おうへいな態度のいやなやつ、



と感じてしまったのか。



組のナンバーツーともなれば



組長の代行をつとめる位置にいる



幹部だ。



まわりから一目置かれている存在だ。



やはり



偉そうな態度は



どうしても出てしまうのだろう。



そのために



腰の低い接客は出来ないのかも知れない。



ラーメンを頼んだ学生は



店主の素人臭しろうとくさ



おぼつかない手つきのくせに



横柄な態度にイラついたのだろう。



「なんだよ。



ざけんなよ。」



学生は仲間がいることで



調子づいていた。



酒癖がよくないのか、



あるいは冗談半分だったのか。



軽トラのタイヤを



コツンコツン



蹴飛けとばした。



篠川は無言でラーメンを作っている。



すると



突然、



三、四人の男達が両脇から



その学生の腕を取って



「お兄さん、



ちょっとそこまで付き合ってもらえますかね。」



と言ったかと思うと



人けのない薄暗いビルの裏側へ



引っぱって行った。



裏側にまわった途端、



男達が豹変ひょうへんした。



「おらー、



てめー、



店に因縁つける気かー。」



男の一人が学生の腹にパンチをくらわせた。



学生が



「うっ」



うめいて



前屈まえこごみになったところへ、



かさにかかった男達が



「なろー、



ふざけんじゃねえぞ。



ばかやろー。



このやろー。」



口々にののしりながら



次々膝蹴つぎつぎひざげりを見舞った。



学生はヘドをはいて



その場にうずくまった。


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