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神の使徒は破滅を望む  作者: みるみる
勇者暗殺編
4/10

4話 旅立ち

ユニークPV100突破ありがとうございます!

「なんでお前まで着いてくるんだよ!?」


「精霊王様の勅命なの、文句を言う相手を間違えてると思うの、もしかして私が着いていくと何か不都合があるの?」


「そういうわけでは...ないが...」


「なら問題ないの、もっとも桜華には元から拒否権なんてないの」


「まあまあ二人ともそのへんにしておけ、これから共に旅をするのだから今のままだと後々苦労するぞ?」


「分かってるよ!んじゃ、そろそろ行くわ」


「うむ、何が困ったことでもあればまた来るといい、アリスに言えばゲートを開いてくれるだろう」


「ゲート?」


「転移魔方陣のことだ、一般的な呼び方をゲートと言う」


「なるほど、いろいろありがとうな」


「ふふ、私も楽しい時間を過ごせて良かったぞ」


「んじゃまた!」


桜華とアリスはサリアの開いたゲートに通じて地上界へと出た、こうして桜華とアリスの二人旅が始まった。


「次は人型なんだな」


桜華の目の前に精霊界で見た幼女、もとい、中級精霊のときのアリスがいた。


「これは上級精霊になって魔力量に余裕が出来たからなの、縮んでいるのは成長した姿でいても地上界では損しかしないからなの」


「損?」


「そうなの、地上界には精霊界ほど多くの魔力は存在してないの、だから姿にこだわって魔力を使いすぎると魔物とかに襲われたときに対処できないの」


「確か精霊は魔力で出来てるんだっけ?てか魔物とかやっぱりいるんだ...」


桜華はこのとき初めてサリアが帝之剣をくれた理由を理解した。


「で、これからどうするの?旅をするなら目標を決めておいた方がいいの」


「そうだな...でも今のところ目標らしい目標がないんだよなぁ」


「あ、そういえば桜華はアスフェルの記憶がないって言ってたと思うの」


「ん?あぁ、気が付いたら森にいたからな」


「それならいっそのことアスフェルを楽しむとかでいいと思うの」


「よし!じゃあそれで決定♪」


と、そのとき桜華の後ろから何かがうなって生じたような風が勢いよく吹き抜けた。


「な、なんだよ...!?」


桜華が目を見開き驚いたのは風が強かったからではない。では何故桜華が驚いたのか、それはーー


「ドラ...ゴン...?」


「私もあんなに大きいドラゴンは初めて見たの...」


「なぁアリス...」


「何なの?」


「これって戦闘になるパターン...?」


「私達はあのドラゴンの攻撃を一発でもくらえば木っ端微塵なの」


「やっぱ逃げながら戦うしかないか...」


手に持っていた帝之剣を構え、桜華はドラゴンへと向きを変えた。











次回初戦闘です、武器チートの本領が発揮されます、お楽しみに!

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