出会いと始まり
なんもない生活、なんも楽しくなんかない毎日、ネトゲだけを無意味にやり続ける毎日そんな下らない僕の人生を変えてくれたのは『君』だった。
「今日も学校行ってないし退屈だ」ふと僕は心の中で小さく呟く。
そう、僕は現在不登校の中学2年生〈皇 是空〉っていう厨二病みたいな名前のヒッキーだ。
学校行ったって楽しくないし、友達いないし、それに、「コミュ障」と「人見知り」激しいしなんも取り柄ないんだ。だけど愛想笑いとだけは得意だ。
最近は、学校行かないでパーソナルコンピューターの前でオンラインゲームを夜中までいや、度々夜が明けて陽の光が僕の部屋『テリトリー』を包み込んでいることもしばしばある。
昔からゲームは好きなんだけど(好きだけど)パーソナルコンピューターのオンラインゲームはとにかくハマったもんだか学校なんてまず行くなんて考えは頭になくて行く気なんか微塵も一ミリもなくなっているほど重症化してた。
それでもやり続けるのがその時の僕だった。
ある日、いつものようにオンラインゲームをプレイしているとたまたま「幻想世界への入り口」とかいう不思議で奇妙なサイトを見つけた。
タイトルを見た途端もう気になって仕方がなくなったから、「幻想世界への入り口」にアクセスして、そのサイトにある「幻想世界へ入る」ってトコを躊躇する事なくクリックした。
するとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー目の前が無数の七色の光で包まれるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まるで幻の世界の様な光景を目にした僕はオドオドとそこに立ちながらパソコンの画面を顔面蒼白の弱々しい顔を驚いた顔に変貌させながら凝視していた。
数秒後、閉じていた眼を開けると目の前に一人の弱々しい美少女が悲しそうな目で僕の顔面蒼白フェイスを直視しながら立ち尽くしていた。
本当に此処が僕の部屋なら僕しかいないはずなのにあれはやはり何かの世界へのワープボタンだったのか?と想いながらその場を過ごしている
その美少女は何か辛い過去や悲しい出来事があったのかの様に僕には見えた。
「君は誰?」と僕は丁寧な口調で問いただす。
「私も分からないの…」と小さな声音で嘆く
「自分の名前くらい知っとけよ」と僕は心の中で彼女を嘲笑した。
僕はマトモな恋愛も経験した事がない上に年齢も、14歳とまたまだ人生経験浅い餓鬼だったもんだから彼女にどう接していいのか分からなかったけど、とりあえず言えるのは彼女は顔は童顔で黒髪のいわゆる《ロリフェイス》でメッチャ可愛くてくびれがハッキリして胸がまるでプリンのビッグサイズの様なセクシーボディのいわゆる、【美少女】だった。
言うまでもないが勿論童貞の僕の眼に彼女を性的な目でしか見れなかった
今まで女の子に触れた事も直接肌で感じた事もなかった僕にとって彼女は最高な理想の女子だった。しかもラッキーな事に自室に二人きり、こんな美味しい話信じられないほど奇跡的な状況だと思った。
僕は目の前で起きてる事が直接【『何か』】だとは理解できなかったけど最近よく空想する幻想的な世界に似ていた。