生徒会の仕事
僕と生徒会長並びに、その他の生徒会役員が生徒会室で朝の活動を行っていると、普段は、置物顧問と呼ばれたり、呼ばれなかったりする、生徒会顧問の井島先生がいつもと変わらないその重々しい雰囲気を放つ扉を軽々と開けて入ってくる。だが、開けるとき先生がひそかに「重っ。」と言ったのを僕は聞き逃さなかった。それを言うのはかわいそうなので(だって爽やか風に入ってきた)そこは、僕持ち前のスルースキルを発動して、スルーしておいた。
「お前ら、朗報だ。ストーカーが捕まったそうだ。」
「えっ、本当ですか?」
「あぁ。今日の朝連絡があって、うちの高校の女子生徒がストーカーに襲われそうになったときに、その状況を発見した近所に住むおばさんが、そのストーカーを叩きのめして、通報したらしい。」
「おばさんが、叩きのめしたんですか?」
「綺麗な一本背負いだったそうだ。」
……………ストーカー弱っ!!
いや、おばさんがすごいだけか。綺麗な一本背負いなぁ……。柔道経験者だったのかな?まぁ、うちの生徒に被害がなくて良かった良かったって感じかな。折角、生徒会長とストーカーを捕まえる作戦考えたのに。でも、他の人が捕まえてくれたんだったら、それでオッケーだよね。ストーカーを叩きのめして、捕まえてくれたおばさんに感謝だね。こんど、生徒会として、挨拶にいった方がいい………、それは、校長とかが行ってくれるだろうから、僕たちは行かないでいいか。
「まぁ、ストーカーが捕まったんなら良かったじゃないですか、井島先生。」
「まぁ、それもそうだな。じゃあ、俺は俺で用終わりだから。じゃあな。」
僕たちに一通り報告し終えた井島先生はその異名に違わぬ仕事放棄っぷりを発揮し、久しぶりに来たはずの生徒会室に何の成果も残さずに(しいて言うなら、僕たちへの報告のみ)生徒会室を去ろうとする。いくら、顧問になるときにただいるだけでいいと言ったと言ったって、その仕事のしなささは何処からくるんだろう。甚だ疑問ではあったけれど、生徒会長が止めるなと、僕にアイコンタクトで知らせてきたので、引き留めはしなかった。実際のところ、先生の能力がどれ程のものか知らないが、居たところで、生徒会の仕事が大幅に減るわけではないので、構わないのだけれど。僕は、そんなことを考えながらも、目の前の書類に顔を落とし、ため息を着いた。
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放課後。生徒会室。
何故か、勝手に回収されたストーカーのイベントだったけど、実際のところ犯人は誰っだたのかは少しだけ気になったりもする。とは言え恐らく学校の関係者ではないだろうから、あったところでどうと言うこともないし、合ってどうする、だからどうしたと疑問をぶつけられるだけである。僕が、こんなことをつらつらと言っているのは、決して、生徒会長の考えた作戦が楽しみだったから等ではない。
「おぉ、二心どうしたんだよ、そんな怖い顔して。考え事か?」
僕の顔を見て生徒会長は僕を心配して(若干怯えているようにも見える)僕の向かって、言葉を掛ける。僕としては、そんなに考え込んでいるつもりはなかったんだけど、怖い顔と称されるぐらいなのだから、やはり考え込んでいたのだろう。僕は、怖い顔らしい顔の筋肉を指でつねったり、揉んだりして、ほぐす。そう言えば、と朝の書類に書かれていたことを思い出す。
「生徒会長、組素祭の生徒会の出し物何にするんだ?」
組素祭。正式名称は、組素高校文化祭。と言い、毎年各クラス、各クラブが模擬店や、展示物等の出し物を行い二日間を過ごす学校主催のイベントである。去年の今頃は、僕も、生徒会長もまだ今の役職には着いていなかった。というか僕は、生徒会にすら入っていなかった。火凛さんだけは役職が変わっていないんだけど。それはやはり、彼女の会計としての能力がそれに見合う程のものだからなのだろう。去年の生徒会の出し物は、確か模擬店だった筈である。僕の記憶が曖昧なのは、その頃の僕は、5つの委員会を掛け持ちしていたときだったので、わりと忙しかった覚えがある。あっちに駆り出され、こっちにも駆り出されっていう状況だったから。なんとか時間を作って、回ったのだが、あの手のイベントを一人で回るとかなり寂しい思いをすることを学んだことを覚えている。その傍らで、生徒会で忙しいはずの一身が、女子を侍らせて模擬店を回っているのを見たときは、危うく近くでかったクレープを握り潰しそうになった。そんなわけで、去年はあまりいい思いでがなかったようで、だからこそ記憶の隅の方に封印されていたために僕の記憶が曖昧になっていたようだった。僕の兄は何処に行っても、女子を侍らせている気がするが。しかし、同じ顔であるはずの僕の回りには誰もいない。これが人望の違いかと思い知ったのもそう言えばあの日だった。
読んでくださってありがとうございます!!
一週間以内に投稿するぜ(ドヤッ
とかやっときながら、ギリギリに投稿する駄作者、ここに降臨。
ストーカーのフラグをまさかのへし折るという、愚行。何故、使ったし。
いつにもましてグダグダでしたね。次回、新章突入?何をもって災難偏を終わりとするんだ……。あと、ここで言うことではないかもしれませんが、作者テスト勉強のため、次回の更新は遅れるかもです。いや、確かにこれ定期更新ではないですけど……。




