家庭での揉め事
「遅いですっ、二心!!」
差野家からの帰宅後。
僕と生徒会長が帰宅したのは8時ごろ。僕と生徒会長が玄関から家にはいると、そこには二人の美少女が不満げな顔をして、たっていた。そして、そのまま僕たちをリビングまで連れていき、正座せさる。僕が、どうして僕たちがこんなことしなければならないのかをきくと、夕食が食べられず困っていたからだそうだ。なんでも、最初は、冷蔵庫にいれてある、夕食を食べようと思ったらしい。だが、レンジの使い方がわからず、食べられなかったそうだ。まぁ、確かにこれは僕のせいかもしれない。生徒会長が僕を眠らせてつれていかなければよかっただけの話ではあるんだけど。甘んじて受けよう。そして、レンジの使い方がわからなかった彼女たちは、魔法で温めることにしたそうだ。メリアさんでは火力が強すぎるで、アスアレーノさんがやったら、僕とはじめて会ったときのように、魔力切れで失神。どうしようもないから、食べずに僕を待っていたそうだ。僕、悪くないじゃん。
「文句なら兄に言ってよ。僕は彼に連れてかれたんだからさ。」
何処にとは言わない。よく考えたら、この言い方だと勘違いされる気が。いや、でも、事実しか言ってないし。やっぱり僕悪くないし。意味をちゃんと理解した二人の美少女は、生徒会長に詰め寄る。彼も、怒り浸透の美少女に詰め寄られてたじたじである。そんなこと滅多にないので、携帯で写真撮ろうとしたら睨まれた。そういう顔をしても華があるんだから、僕としては羨ましい限りである。僕が同じ顔しても、顔を反らされるだけなのに………。全く、うらやまけしからん。僕は正座をやめて立ち上がる。
「はぁ、じゃあ晩ごはん作り直すけど何がいい?」
「私はオムライス!!」
「お子様か。で、メリアさんは?」
僕がそうきくと、彼女は答えにくそうに俯く。暫くそのままうつむいていたが、顔をあげると、消えそうな声で呟く。
「は、ハンバーグ。」
なるほど、どうやら僕がアスアレーノさんにしたお子様発言を気にして言えなかったのか。まぁ、いいと思うけどなハンバーグ。手作りじゃないのなら、すぐに作れるし。そこそこ美味しいし。それに比べて、オムライスて。にオムライスだって作るのが嫌いなわけではないが、オムライスは作るのに割りと時間がかかるし、けっこうめんどくさいからなぁ。うむ。今日はハンバーグに決定だな。
「と言うわけで、今日はハンバーグだ。」
「えぇぇぇぇーーー。」
ものすごく不満そうに唇を尖らせるアスアレーノさん。その行動をしても僕は反応をしなかったことから、彼女は僕が晩ごはんをオムライスにする気がないことを悟ったのか、正座をとき立ち上がった僕の足元に寄ってきて、上目遣いで僕の顔を除き混む。元、魔王とは言えど、その見た目は、人間の少女、しかも美少女である。そんなことされて男としては嬉しくないわけがない(嬉しくないって言う人はあっち系だと思う)。僕はそこまでしてオムライスが食べたいのかと思い、彼女に言ってあげる。
「だが断る!!」
「な、なぜです!?」
自分の意見が通らなかったのがあまりにショックだったのか、彼女はしがみついていた僕の足から手を放し膝から崩れ落ちる。その表情には、言い知れない絶望が浮かんでいる。そこまでして、オムライスが食べたかったのか……。だが、今日はハンバーグと決めたのだ。変えるわけにはいかない。そう、僕は一度決めたらやり通す男なのさ。
「今日がハンバーグだからだ。オムライスは時間がかかるし、めんどくさい。こんど作ってあげるから、今日はハンバーグで我慢して。」
「うん。わかった。」
僕が、理由を説明すると、彼女は納得したようでわりとすんなりと頷く。時間がかかるから仕方なく頷いたのかもしれないし、こんど作ってあげるという言葉に反応したのかは分からないが、取り敢えず納得してくれたようだ。僕は、そのまま台所へと向かう。
「あれ?俺には聞いてくれないの?」
「え?なんで?なんで聞かないといけないの?誰のせいで晩ごはん作り直さなきゃいけないと思ってるの?僕を睡眠薬で眠らせたあげく、僕を拉致して、火凛さんの家まで連れてったお前に、どうして聞かないといけないの?生徒会長のせいで、僕の貴重な時間を使って晩ごはんを作りなさなきゃいけな」
「分かった!!俺が悪かった!!悪かったから許してくれ!!」
生徒会長が図々しいことを言い出したので、ぐだぐだと文句を口から垂れ流していると、僕の言葉を遮るように、いきなり土下座をし始め、謝りだす生徒会長。むぅ、僕の文句はこれぐらいじゃあ止まらないのに。せめて、あと数分は言わせてもらわなければ、気が収まらない。けど、メリアさんとアスアレーノさんが晩ごはんを待っているので、大人である僕は、この場は怒りを収め台所に向かい晩ごはんを作り直す。
「今日はハンバーグ♪」
作っている最中、やけに嬉しそうなメリアさんが印象に残った。
読んでくださってありがとうございます!!
久しぶりに登場のメリアさんと、アスアレーノさん。決して作者は存在を忘れていたわけではありません。見切り発車で出すタイミングが掴めなかっただけなんです。決して嘘ではありません。えぇ、決して。
それはともかく、見切り発車、良くない。文才が無さすぎる人が見切り発車でかくとこうなるんだなという例の参考にしてください。それでは。




