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山吹川  作者: 美緒
1/3

約束

さくらは、山吹川という近所の川で遊んでいた。最初の頃はひとりで遊んでいたのだが、最近はカワオ君という男の子が遊んでくれるようになった。カワオ君は、山吹川についてはなんでも知っている。それから、カワオ君は野菜が好きだけど、さくらは好きじゃない。だから、学校の給食で出た野菜はティッシュに包んで河原に置いておく。そうすると、カワオ君が食べてくれる。


「カワオ君はどこに住んでるの?」


ある日、さくらはカワオ君に聞いてみた。


「山吹川だよ。この水の中。」

「うそ!水の中は住めないってお友達のリコちゃんも言ってたよ?」

「じゃあ、リコちゃんは住めないんだ。僕は住める。さくらちゃんは、住めるかな?」

「ん〜。カワオ君が住めるなら、さくらも住める…のかなぁ?」

「そうかもね。ところで、リコちゃんとは仲が良いの?」

「うん!幼稚園の頃から一緒でね、小学生になっても同じクラスでうれしい!」

「よかったね。さくらちゃんにはそんな仲が良いお友達がいるんだ。」

「そうだよ!リコちゃんは物知りでね…」


その後、カワオ君にリコちゃんのことをたくさん話した。カワオ君は楽しそうに聞いてたから、リコちゃんに会いたいのかな?聞いてみよう。


「ねぇ、カワオ君!明日、リコちゃんと遊ばない?」

「いいね。ここに連れてきてよ。」

「わかった!あ、そろそろ帰らなくちゃ!ばいばーい!また明日ね!」

「うん。また明日。」


そう言って、2人は別れた。

川からの帰り道、ちょうどリコちゃんが向こう側から歩いてきた。


「リコちゃん!明日の午後暇?」

「さくらちゃん!うん、暇だよ〜。」

「じゃあさ、さくらのお友達に会ってよ!」

「いいの?じゃあまた明日ね!」

「うん!じゃーねー!」


リコちゃんは話を終えると共にさくらが来た方向へ走っていった。

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