ウイルソン・ミカサの魔法研究メモ
世界観の設定だけを書きたくなったので書きました。
はじめに
やぁ始めまして、このメモが読まれている、読めているという事は私が死に解読されたかもしくは今読んでいる君が私と同じ生まれだという事だろう。
私の名はウイルソン・ミカサ、適当に自身でつけた名だが結構気に入っている。このメモはこの世界に存在する魔法、魔術、呪術その他諸々に関しての研究の結果を纏めた物だ。君がどう扱うかは君に任せる、前置きが長くなってしまったが、まずは魔力について纏めようと思う。
1,魔力とは
魔力とは、生物、無生物、有機物、無機物あらゆる物に宿るエネルギー…だと私は考えている。いきなり不明瞭な言い方になってしまって申し訳ないがこれには訳がある、現在(後述1)では、魔力がどういう物かはわかっていない。
現在わかっている事は、あらゆる物に宿り、あらゆる現象を引き起こし、あらゆる物に変換出来るという事、そして魔力には属性があるという事だけだ。つまり、未知の存在について書こうとしている訳だ。そういうものとしてふわっと扱うことが現在の学会では暗黙の了解となっている。(これにも理由がある、後述2)
2,魔力の発生
魔力についてわかっていることはあまりにも少ない。が、魔力がなぜ発生したかという仮説はいくつか立てられている。大きく支持されている説は三つあり、一つ目は神代の名残説、二つ目は魂の発生、成長による副産物説、そして神から与えられた祝福説である。
神代の名残説は学会で最も有力視されている説で概要としては神たちの時代、神から零れ落ちた神秘が魔力となって世界に散らばったと考える説だ、事実、この世界には神が実在し世界に干渉するため根拠がはっきりしており、私もこれを基に論文を書いている。
魂の発生、成長による副産物説は加齢、修練によって生物が内包出来る魔力量が増えるという事象から考えられた説で何故魂の成長に紐づけられたかというと、現在は魔法による魂の観測が可能で、観測の結果、内包出来る魔力量と魂の成熟度が比例していると判明した為である。この説は主に求道者たちに支持されている。
神から与えられた祝福説は根拠の薄い光神教会関係者が提唱しているだけの魔力は光神のもたらした祝福であるという説だ。基本この説を信じているのは光神の熱心な信者位のもので普及していない説だ。
君の時代には上記三つの説のどれが残っているのだろうか、もしかしたら全部廃れているかもしれない。浪漫だな。
では、このメモはここで終わりとしよう。
君も1度水でも飲んで一息入れると良い。
二枚目は多分魔力の使用法とか魔法について書くと思う。多分。
忘れるところだった、以下後述だよ
後述1:魔法王歴467年
後述2:魔力の解明をしたという学者が突然発狂し、行方不明になる事件が発生したため、研究資料はすべて燃やされていた。
次回は内容未定の更新未定です