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いつものお姉様

ルナが目を開けると、そこは一面が花に覆われた美しい公園だった。


花のアーチやドームなど、様々な花に関連したオブジェクトが置かれている。


ルナ「サヤさん…これはどういうことですの…?」


足元にある花を見つめながら、言うルナにサヤは微笑んで…


サヤ「ルナ様のお帰りなさい会です!」


尚更混乱して、訳がわからなくなるルナ。


ルナ「私はずっといましたけど…お帰りなさい会というのは…?」


「私も参加しています…!」


草影からもぞもぞと誰かが出てくる…


ナーガ「お姉様、今日は特別な日なんです!お姉様がもう苦しまなくてよくなる日ですよ!」


ルナ「ナーガ?私が苦しまなくていいって、どういうことなの?」


ルナの手を取り、目を見て話すナーガ。


ナーガ「お姉様、今までごめんなさい。私、何もわかっていなかった…お姉様が後継ぎという使命に縛られていることも、そのせいでどれほど権力にすがっていたかも…」


ルナ「……どうしてそう思うのかしら?私はあなたをいじめていた。助けたいだなんて思わないはずよ?」


ナーガ「違う…!」


涙を流しながら、ナーガは話し続ける。


ナーガ「私、小さい頃のお姉様が大好きでした。いつも優しくて、よく本を読んでくれた…あのお姉様が大好きです。でも成長して、お姉様は後継ぎとして育てられ始めた。娘ではなく、女王になる者として…」


ナーガの思いに、ルナも涙を溢す。


ナーガ「お姉様は変わってしまった…権力に支配され、大好きなお姉様はいなくなった…!」


座り込んで泣き始めるナーガをルナが抱きしめる。


ルナ「ナーガ…ごめんなさい…私はおかしくなっていたわ…お父様が…権力が絶対と思っていて、逆らえなかった…!怖かった…!」


ナーガの顔を上げて、おでこを合わせて言う。


ルナ「でも、もう違うわ。あなたのお陰で、私は目を覚ましたんだもの…いつものお姉ちゃんに戻るわ…!」


ナーガ「お姉様…大好きです…!」


二人はまた出会った。


十数年の時を経て、再会したのだ。


ルナ「ナーガ…一つお願い事を聞いてくれるかしら?」


ナーガ「はぃ…!」


ルナ「ありがとう…お願いなんだけど…ここの花を一緒に見て回ってほしいの。小さい頃みたいにね!それと…サヤさん、この機会を設けてくれてありがとう…前は酷いことしてごめんなさい。」


サヤは首を振る。


サヤ「いいえ、ルナ様の幸せは私の幸せですの!私も、ナーガ様とルナ様の関係が修復されて嬉しいですわ!」


ルナ「…本当に、お優しいのですね…感謝してもしきれない…では、また後でお会いしましょうか。」


その後、二人はゆっくり花を見て回った。


ルナ「このお花、王宮にも咲いていましたわ。」


ナーガ「本当ですか!?王宮に戻ったら、また見に行きたいほど綺麗です…」


心からその時間を楽しんだ二人は、また昔のように戻っていた。

感想お待ちしてますわ!

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