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魔女

二人が並んで城から出るところをサヤとナーガが観察している。


サヤ「よしよし…作戦は上手くいってるわ!ナーガ様、見てくださいまし!」


手に持った望遠鏡をナーガに手渡す。


ナーガ「これではレド様とお姉様のデートになってしまうのでは…?」


サヤ「幼なじみのお出かけですわ!決してデートではございません!」


さすがのサヤもこのシチュエーションには嫉妬するらしい…


自分に違うと言い聞かせている。



レド「いい店を知ってるんだ。俺たちの正装もそこで繕ってもらってる。」


ルナ「それは楽しみですわ!庶民の方々にも作るだなんて素敵な発想ですわ…!」


徐々に素が出てきているルナにレドはもう一押し…


レド「表向きには俺たちの服を作っていると知られていない。それでも人気の店だから、期待しててくれ。」



二人で楽しそうに向かう姿に、サヤは少し心配になる。


サヤ「私では力不足でしょうか…?」


それをナーガが否定する。


ナーガ「レド様はサヤ様のことを芯から愛されていますよ?サヤ様が来てからの笑顔は心の底から出た笑顔でしたわ。」


サヤ「…ありがとうございます。私も、もっとデートすればいいのですね!」


何か間違えているが、まぁいいだろう。



レド「そこのかどを曲がったら大通りだ。人が多いから、はぐれないようにな。」


さぞ当たり前かのように、イケメン発言をするレド。


ルナ「レドも変わりませんね…小さい頃から、王子様ですわ…」


昔のことを思いだし、少しポッとする。


レド「ん?何か言ったか?」


ルナ「何も言ってませんわ。さ、行きましょう。」


その後も話しながら歩いていると…


レド「あった!あの店だよ。って…ルナ?」


辺りを見回しても、ルナはいなかった。


そう…二人ははぐれてしまったのだ…


これには、遠くから観察していたサヤも飛び出した。


サヤ「私、ルナ様の元へ行ってきます!ナーガ様はレドを見ていてくださいまし!」


ナーガ「は…はい!お気を付けて!」


私服に着替えていたサヤは、そのまま街に出た。


大きな帽子を被り、正体を気づかれないように。


ルナはというと…


ルナ「レドったら…どこに行ったのかしら…?」


自分がはぐれたことに気づいていないようだった。


そこへ…


「そこのお姉さん、こっちにおいで…」


後ろから聞いたことのない声がしたため、振り向く。


ルナ「…誰ですの…?」


そこには大きな帽子を被り、日傘をさした不思議な雰囲気を纏う女性がいた。


正体を隠したサヤである。


ルナの手を引き、レドの元へと案内する。


「あの方は婚約者かしら?」


ルナ「いえ、幼なじみです…彼には婚約者がいるので…」


かなりの演技力で、まだ気づかれていないようだった。


「私は何でも知っているのよ…あなたが何かを抱え込んでいることも、妹さんが悲しんでいることもね。」


ルナ「!?」


「当たりかしら?」


しばらくルナは黙り込む。


ルナ「妹は…きっと、私のことなどどうでもいいと思っているはずです。」


「そんなこと誰にもわからない…妹さんは待っているはずですよ。あなたの帰りを…」


そう言うと、サヤは人混みに消えていった… 


ルナ「待ってくださいまし!まだ話は…」


レド「ルナ!そこにいたか…はぐれちゃ駄目だろ…?」


ルナ「レド…不思議な人がいたんですの!見ませんでしたか?」


何を言っているんだという顔でレドは…


レド「誰も一緒にいなかっただろ?ほら、店に入るぞ。」


二人で店に入っていった…

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