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初夜

二人は自分の部屋へ戻り、サヤが例の扉を開ける。


サヤ「お邪魔しま~す…」


レド「そんなこと言わなくていいんだからな?その…俺たち夫婦なんだし…」


少し耳を赤くして、そう言った。


サヤ「話…だけどね?きっとこの話…レドが嫌な気持ちになると思うの…それでもいい?」


レド「サヤの悩みは俺の悩みだ。大丈夫、最後まで聞く覚悟はできてる。」


サヤ「…ありがとう。」


ソファーで隣に座って、サヤは話し始める。


サヤ「幼い頃ルナ様に酷い扱いをされたの。たった二日間だったけど…長くて…辛くて…人生を変えられたと言っても過言じゃない。」


レド「ルナが…?言いたくなかったらいいんだが…具体的に何をされたとか、覚えているか?」


サヤ「忘れたくても忘れられないほどに…あの扱いは言うならば奴隷だった。自分は王族だから地面に頭をつけろと言われて、従わなかったからと叩かれた。」


涙を流しながら、話し続ける。


サヤ「私に従わないと、あんたの家を没落させる…とか。従うようになったら、要求はどんどんエスカレートしていって…それで…!それで…!」


苦しそうに泣くサヤを抱きしめ…


レド「もういい!大丈夫だ。ごめんな…嫌なこと思い出させて…でも、話してくれてありがとう。俺は馬鹿だ…サヤにそんな思いをさせていたのに気付かず…!」


サヤ「レドは悪くない…!私が弱かったからなの!」


レド「違う!サヤは悪くない…絶対にだ。でも、過去は変えられない…ルナがサヤにしたことはきっと忘れられない。でも、これからのことは変えられるんだ。」


レドと抱き合いながら、サヤは頷く。


レド「もうあの時とは違う。今日だってそうだっただろ?俺が困っていたとき…サヤは助けてくれた。相手はルナだったのにな?」


サヤ「ふふ…それは、お義母様が私を鼓舞してくださったからですよ…」


少し笑顔になったサヤに、レドが一言。


レド「サヤは強いな…俺にも分けてほしいぐらい強い…君がいると思うと、とても心強い。胸があったかくなるんだ…」


するとサヤはレドの頬に触れて…


サヤ「私も同じだよ…レド…世界の誰よりもあなたを愛してる…」


自分の愛を伝えた。


レド「俺もだよ…」


二人はキスをした。


世界一、愛に溢れたキスだった。


そこでレドがある一言を放つ。


レド「…サヤ、あの…俺たちって…初夜まだだよな…?」


二人の顔がボッと赤くなる。


サヤ「しょ…初夜?うん…まだ…だね?でもどうして…」


レド「今したい…今、すごい心の距離が近いと思うんだ…だから…」


サヤ「…いいよ…私もレドと、もっと夫婦になりたい…」


その言葉を皮切りに、二人はベッドに転がった。

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