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花園

ヴィクトリア「この領地の問題と改善点を答えてくださいまし。」


サヤ「嵐による不作と税金の高さ、それについての民からの不満。改善点は…領主との交渉、嵐による不作を少しでも和らげるための…処置ですわね。しかしそれは…」


ヴィクトリア「はいおしまい…及第点です。もう少し具体的に、早く答えてね。サヤ、王妃は国王のサポートで多忙なのです。」


サヤ「はい、お姉様!」


そこでヴィクトリアはレドに話をふる。


ヴィクトリア「レド様、あなたならどういたしますか?」


レド「ちょっ…俺にもふるのか?えーと…基本的なところはサヤと同じだが…国からの給付とかか?」


ヴィクトリア「………まぁいいでしょう。急に話をふりましたし。」


レドがサヤに耳打ちする。


レド「ヴィクトリアさん、サヤのことちゃんと考えてくれてるだろ?」


サヤ「そうですね!ありがたいですわ…」


ヴィクトリア「そこ!話はよしなさい!」


レド・サヤ「はい!」


厳しいヴィクトリアだが、やはり領地のことを誰よりも考え、的確な答えに導いている。


専属の教師といっても遜色ないだろう。


三時間ほどたった…


サヤ「お姉様、もう限界です…!続きは…明日に…」


ヴィクトリア「わかりました…今日はこれぐらいにしましょうか。レド様もお付き合いいただきありがとうございました。」


レド「いや、俺は好きで来たからいいんだ。サヤ、少し二人になりたいんだが…いいか?」


サヤ「は…い…わかりました…」


昨日の件もあって、二人きりとなると気まずいのではとサヤは危惧している。


ヴィクトリア「では、私は退散いたしますわ。また明日勉強しますから、図書室に集まってくださいね。」


そう言って、ヴィクトリアは去っていった…


サヤ「その…レド…場所を変えませんか…?」


レド「そう…だな。花園に行こうか。」


二人は少しどぎまぎしながら花園に向かう。


サヤ「私、花園に来るのは初めてですの…」


レド「そうなのか。多くの種類の花があって、綺麗だぞ。」


サヤ「楽しみです…!」


二人は花園に着いた。


サヤ「わぁ…!レド、すごいです!この花は、私の家にありませんでしたわ!」


レド「絶滅危惧の植物も栽培してるらしい。すごいとこだよな。」


普段はあまりみせないサヤの素に、レドは心が跳ねる。


サヤ「レド!見てください!このお花、七色ですわ!」


花びらの一枚一枚が違う色の花を見て、サヤは驚く。


レド「これは見たことなかった。綺麗だ…サヤ、覚えてるかな…?君の家の花園で、僕に花冠を作ってくれたこと…」


サヤ「…もちろん覚えていますわ。大切な思い出ですもの…」


昔のことを思いだし、二人は笑顔になった。


サヤ「昨日の件で…レドに言いたいことがありまして…」


レド「あ、なにか嫌だったか?すまない…」


サヤ「いえいえ!そんなことじゃないです!私…昨日のことが忘れられなくて…勉強に支障がでてしまったんですぅ…なにかいい方法はないでしょうか…?」


レドは吹き出しかける。自分を想って、それも勉強に支障が出るぐらい意識してくれていたことに。


レド「…サヤ、あまり俺を煽らないでくれ…」


サヤ「ど、どういうこ…」


サヤをだきよせ、不意打ちでキスをする。


サヤ「!?!?!?」


沸騰したやかんのように真っ赤になっている。


レド「はは…これからは、これぐらいじゃ支障が出ないくらいしような…」


サヤ「これ以上ってなんですの!?レド!やめてください!」


レド「それは無理だね…婚約者様…?」


脳が溶けそうなほどの刺激にサヤは倒れる。


レド「!!サヤ、大丈夫か…?」


サヤ「もう!大丈夫じゃないです!」


そう言ってサヤは走り去ってしまった…


レド「ちょっとやりすぎたか…かわいい…もっと素直になってほしい…」


もう少しうまい誘いかたがないか、レドは考え始めた…

感想お待ちしてますわ!

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