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繋いだ手と手

サヤ「あの絵本とてもよかったですわ!お姉様。」


ヴィクトリア「そうですわね。サヤ…うふふ…かわいいですねぇ…ほっぺをもちもちしたいわ。」


そう言い、サヤのほっぺをもちもちする。


サヤ「わっ、やめてくださいよぅ…」


そこへ…


レド「あ…二人とも、やっと居た…あんまり食堂とかで騒がないようにな。あとサヤに話があって…」


サヤ「わ、私ですか…?」


レド「その…少しだけでいいから、話したくて…」


お互い顔を赤らめる。


ヴィクトリア「あら、私はお邪魔ですわね。それではサヤ、明日から指導をしていきますからね!失礼いたしますわ。」


そう言って、ヴィクトリアは退散してくれた。


二人きりになったサヤとレド…お互い少し気まずい空気になる。


レド「あの…婚約のこと…で…今日はいい機会だと思って言いに来たんだ。」


サヤ「はい…なんでしょうか…?」


レド「前にも言ったけど…ぼ…俺はサヤのことが本当に好きで…小さい頃からずっと…その…意識してた。何する時にもサヤの顔が浮かぶし…そのせいで集中できないときもある。」


一人称を変えて、レドは言った。


サヤ「うふふ…私もですわ…」


レド「だから、これからは婚約者として振る舞ってほしいんだ。未来の王妃には君がなってほしいと俺は思う。誰よりも人のことを考えてくれる、サヤにな。」


真っ直ぐとした眼でサヤを見つめる。


サヤ「私はただ…世話を焼いているだけですわ。私がやりたくてそうしているだけで…」


レド「君は誰よりも優しい。小さい頃から俺のことを…婚約者と認めてくれないのも、俺のためだと母上が教えてくれた。」


サヤ「はい。私はレドに相応しくなかったので…」


レドは微笑む。


レド「'なかった'過去形だね。今はどうかな?」


サヤ「あっ…今もそうですわ!相応しくないですの!」


レド「本当にそうなのかな?俺はそう思わないけど…きっと周りの人も。誰より君が優しいことを知っている。」


サヤの髪を耳に掛け、顔をあげる。


レド「耳が赤いよ?どうしたのかな?」


サヤ「な、なんでもないです…レドが好きということ以外…」


レドは周りに誰も居ないのを確認して…


レド「サヤ、目瞑って…」


サヤ「?はい…」


そっとレドからキスをする。


サヤ「へ?え?ちょちょちょ今!キ…ス…!?」


脳内が爆発し、赤面する。


レド「いきなりで申し訳ないけど、ずっとしたかったんだ…」


レドも少し耳が赤い。


サヤ「レ…レド…その…婚約者であること…私…嬉しいのです…レドが私を…好きでいてくれていることも…私がレドを好きなことも…!」


胸のうちを明かす。


レド「認めてくれたってことでいいかな?そうしたら毎日会いに行くよ…それでもいい?」


サヤ「もちろんです…!私からも…会いに行っていいですか…?」


上目遣いするサヤにレドの心臓が高鳴る。


サヤを抱きしめて…


レド「いいぞ…毎日会って、毎日こうしたい。はは…公衆の前では駄目だがな。」


サヤ「そうですね…それは控えないと。これからは気持ちをおさえるのが大変ですわ。」


二人は笑って手を繋いで、廊下を歩いていった。

感想お待ちしてますわ!

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