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ヴィクトリア「お…お姉様ですって…!?なぜ私が…」


サヤ「突然申し訳ございませんが、なっていただきたいのです…ヴィクトリア様の聡明さ、器量を継承させていただきたくて…」


ヴィクトリア(な、なんなのよ!?いきなりお姉様だなんて…そんなの…そんなの…)


ヴィクトリアは一人娘だが、面倒見がよく、いつも周りには令嬢の友人がいた。


それだけ彼女は懐かれていた。その理由は…あふれでるお姉様力。


全てを真に受け止め、的確で相手を思いやる言葉の選択。完璧なマナー。


皆が憧れるお姉様だ。


そのうち、ヴィクトリアもこう思うようになった…


ヴィクトリア「誰かのお姉ちゃんになりたいです!お母様、お父様、作ってください!」


もちろん却下されたが…彼女はいまだに思っている…誰かのお姉ちゃんになりたい…と。


ヴィクトリア(お姉様だなんて…サヤさん、なんて愛おしい…!)


ヴィクトリアは悶え始める。


サヤ「ヴィクトリア様、嫌なら大丈夫です!申し訳ございませんでした!」


ヴィクトリア「いえ、サヤさん…ぜひ妹君になってくださいまし…」


サヤ・ナラ「……へ?」


ヴィクトリア「私、妹がずっと欲しかったのです!感謝いたしますわサヤさん!いえ、サヤと呼ばせてもらっても…?」


サヤ「は…はい!もちろんですお姉様!」


ヴィクトリア(お姉様…お姉様…!なんて甘美な響き…)


その場でヴィクトリアは倒れた。


サヤ「ヴィクトリアお姉様!?どうし…へ…?」


そこへレドが駆けつける。


レド「ヴィクトリアさん、どうなされたのですか?」


ヴィクトリア「う…うぅ…私、お姉様になりましたの…!」


レド「お、お姉様ですか?」


すると彼女は舞い上がり…


ヴィクトリア「ついに…お姉様になれましたわー!!」


サヤの手をつかむ。


サヤ「ヴィ…ヴィクトリア様?大丈夫です…か?」


目を輝かせて続ける、


ヴィクトリア「私の妹になったのだから、徹底的に指導します!ほら、ついてきてくださいな!」


サヤ「わ、ちょ…ヴィクトリア様!?」


ヴィクトリア「いいえ、お姉様です!」


サヤを連れて廊下をずんずんと歩いていってしまった…


食堂の皆が唖然としている。もちろん、レドも。


レド「ま…まぁ…サヤにいいお姉さんができたようでなにより…なのか…?」


ナラ「そういうことにしておきましょう…レド様…」


サヤたちはというと…


サヤ「お、お姉様?そんなに慌ててどうしたんですか…?」


ヴィクトリア「私!妹ができたらぜっっったいに!一緒に絵本を読むと決めていたのですわ!図書室に向かいますよ!」


サヤ「はい…お姉様!」


サヤもだんだんと馴染んできたようだ。ぎこちなさが無くなってきた。


なにかがおかしい気がするが気のせいだろう。


ヴィクトリアとサヤは昔話の絵本を手に取る。


隣の席に座り、二人で一緒に絵本を読む。


ヴィクトリア「昔々…あるところに…」


もちろんお姉様の読み聞かせ付き。


サヤ「あ…あの…本当によろしいのですか?私を妹のようにして…」


ヴィクトリア「サヤには前々から指導したいと思っておりましたのでいい機会ですの。私も嬉しいのですわ!」


職員「図書室ではお静かにー!」


注意されてしまった…


ヴィクトリア「とにかく…私はいいのです!そのことだけわかっていてくださいませ。」


サヤ「わかりました…?お姉様…本の続きを…」


二人は仲良く、本を読み始めた…

感想お待ちしてますわ!

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