〜第二夜、出会い〜
〜時も分からぬ夜、暗い路地にて〜
?? 『主様〜、どこにいるのですかぁ〜....』
?? 『.....おやぁ.....?君は...、ふふ...いや、また会えて嬉しいよ...!』
どこからか聞いたことのある声がして、
伽凪『そういえば名乗っていなかったねぇ...
私の名前は伽凪、姓の持たない無いただの狐だよ。』
伽凪と名乗る、人の姿をしているが自らを
"狐"と称する、青紫髪に猩々緋色の瞳を持ち、耳の辺りで切りそろえられた髪に背丈が五・七尺くらいで
伽凪 『この間は逃がしたのだったね....、元気そうでなによりだよ。』
踝の少し上まである厚底の黒ブーツに、袖が捲られた黒のシャツに黒の革手袋と、
全身を黒に包み、目を少し開き胡散臭い笑みを浮かべる様は、言うだけはあって狐のようで
伽凪『....え...?何をしていたのかと...?...あぁ...、主様を探していたのだよ.....、
.....私の大切な主様をね....』
"主様"と言うと無意識かは分からないがうっとりとした表情を浮かべて
伽凪『.....そうだ、他にもあったのだった...。君に挨拶をしに来たのさ、生憎と....、長い付き合いになりそうだしねぇ』
伽凪『そんな感じで、用も済んだし私は今日はもう行くよ、主様も探したいしねぇ...。』
相手がそう言うと、また狐につままれたかのように瞬きをすると視界から消えていて
......正確には、私達が消えたと言った方が正しいか......、気がつくと、いつもの月明かりだけに照らされた暗い路地に居て....
そこで....
........いや、続きはまた次の夜にしようか、
また、あの狐に化かされていくのだろうか...
〜第二夜 終〜
こんばんは、はたまた....おはようかこんにちはでしょうか?なんにせよ...、また皆様に見て頂けて嬉しい限りです。投稿は不定期ですが、できる限り早く皆様に伽凪達のお話をお届け出来たらなあと思っています。ではでは...、これ以上続けてしまっては本当に狐の夢が覚めてしまう...、いえいえ、もう夢を見ているだなんて言いたいのではなく....まぁ、なんにせよ、また狐に化かされるのも、悪くは無いのかもしれないということで...次回も見て頂けたら嬉しいです。それでは....その時までおやすみなさい。