9 説明
更新遅れました。
読んでくれたら、幸いです。
翌朝、目を覚まし、洗面台で顔を洗い、朝食の準備をしようとすると、玄関がノックされた。
玄関にはリリィが。
「おはようございます、アレスさん」
「おはよう、リリィ。朝早くからどうしたんだ?」
「どうしたんだ、じゃないですよ。今日から、働くんですから。お世話させてください」
「そうだが、こんなに早くからじゃなくて良かったんだが」
「私がやりたいんです。さぁ、朝食を作りますよ」
断るのも悪いから、入ってもらい準備をしてもらう。
「さあ、出来ましたよ。食べて下さい」
「ありがとう、いただきます」
「はい、召し上がれ」
手早く食事を済ませ。ゆっくりする。
「ごちそうさま」
「おそまつさまです」
片付けを終わらせ、今日の予定を考える。
「さて、今日はどうするかな」
ソファーに座り、考えていると、リリィが声をかけてきた。
「今日は、どうするんですか?」
「そうだな、依頼を探すのも良いがどうするかな」
「それは、後にするとして、まずはリリィにやってもらいたいことを伝えるか」
「はい、お任せください」
とフンスッと胸をはるリリィ。
「じゃあ、まず部屋を用意するから、一緒に来てくれ」
「はい」
リリィを部屋に案内する。
「ここの部屋を使ってくれ」
「わあ、広いですね、さすがです」
目をキラキラさせながら、部屋を見渡している。
喜んでくれて何よりだ。
「じゃあ、荷物を片付けてから、リビングに来てくれ」
「分かりました」
部屋の案内を済ませてから、リビングに戻る。
「さて、リリィにやってもらいたいことを考えなくてはな」
しばらくして、リリィがやってきた。
「アレスさん、荷物片付けましたよ」
「そっか、それじゃぁ、説明をするよ」
「まず、洗濯と掃除とベッドメイキングだ」
メモ用紙みたいなものに書いて渡す。
「はい、これだけですか?」
「そうだが、何か分からないことでもあるか?」
「いえ、特には、ちょっと仕事としては、少ないような」
「う~ん、そう言われてもな、思い付いたものはこれくらいなんだが」
これ以上何があるのかさっぱりだ。
「料理とか、後は……よ……夜の相手とか…」
うつむきながら、恥ずかしそうに、言ってきた。
「えっと、料理は、料理人を雇おうと思うんだが、その、夜とかは、特には考えてないぞ」
オレも恥ずかしくなってしまった。
「あっ、すいません、間違えました、そっ……そうですよね。ハハハ」
顔を真っ赤にして、うつむいてしまった。
「まぁ、あれだ、料理人を雇うまでは、料理人をつくってもらおうかな」
「分かりました。頑張ります‼」
勢いで、微妙な空気を変えに来る、リリィ。
とりあえず、夜うんぬんの話は、流しておこう。
「早速だが、掃除を頼むよ、オレは、ギルドで依頼か、使用人募集の話を聞きに行ってくる」
「分かりました、行ってらっしゃいませ」
「掃除が終わったら、洗濯もしておきますね」
「ああ、頼む」
ギルドに向かうための支度をして、家をでる。
~アレスがギルドに向かった後のリリィ~
「はぁ∽私ったら、何やってんだろう、アレスさんに、気に入ってもらいたくて働きに来たのに全く」
「よし、次は、失敗しないようにしないとね」
気合を入れ直して、言われた仕事をこなして行くリリィだった。
「ふぅ、こんなものかな、なかなか頑張ったな私」
「アレスさんは、まだ帰って来ないから、どうしようかな?ちょっと、のんびりしようかな」
冷蔵庫から、飲み物を取りだし、喉を潤すリリィ。
アレスには、冷蔵庫の使用などは、許可されているので問題ない。
ソファーに座り、のんびりしていると、睡魔におそわれそのまま、寝てしまい。
また、失敗したと落ち込むリリィだった。
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ギルドに着いて、掲示板の方へ行き、依頼を探す。
「う~ん、どれがいいかな」
依頼を探していると、声をかけられた。
「アレスさん、ちょっと良いですか?」
アクアだ。
「アクアか、どうしたんだ?」
「えっと、ですね。アレスさんに指名依頼があるんです」
「オレに指名依頼?」
指名依頼とは、依頼を受けてもらいたい冒険者を指名出来る、システムだ。
「はい、依頼主様は、アレスさんに時間がある時に、直接会って、お願いしたいらしいです」
「そうなのか、分かった、時間を調整してから、会いに行こう」
「分かりました。時間の調整できたら、カウンターに、来てください」
「ああ、分かった、そうしよう」
ギルドを出て、リリィに話をしに行こうと家に向かった。
書きたいこと、書きました。
面白かったって思ってくれたら、幸いです。