2 はじまりの町
今回は、ちょっと長くなってしまいましたが読んでくれたら幸いです。
光りが止み、目をあけると目の前には、噴水があり、同じ冒険者のような人達で賑わっていた。
「これは、すごいな。ゲームで見た通りの町じゃないか」
ここ始まりの町は、このゲームを初めた初心者が集まる町だ。
だからこそ、アイテム、武具、魔石、冒険者ギルドが揃っている。
「なかなか、楽しめそうだ」
「おっと、その前にステータス確認するか」
メニュー画面を開きステータスオープンと、頭の中で、念じるとステータスが表示された。
ーステータスー
冒険者ランクS 大剣士マスター
プレーヤーネーム アレス
LV100
HP99999
MP999
攻撃1000
防御1000
素早さ100
武器 マスターブレイド《10000》
防具 マスターアーマー《10000》
「これは、強すぎだな」
「まぁ、レベルをカンストまであげたしな」
ラスボスダンジョンには、お世話になりました。
「職業もマスターまで上げるのキツかったな」
ラスボスダンジョンのレアモンス10000体討伐だぜ。
「もう、お腹いっぱいだぜ、全く┐(´д`)┌」
宝箱とか、罠とか分かりきってるよ。
「さて、ステータス確認出来たし、冒険者ギルドに行くか」
アレスは、冒険者ギルドに向かった。
しばらく歩くと看板が見えた。
2本の剣が交差している看板だ。
カランカランとドアを開けると、冒険者達で賑わっていた。
ギルド内を見渡して、空いてるテーブルを見つけると、そこに座った。
ギルドには、酒場が併設されている。
「すいません、注文お願いします」
「はーい、今行きます。いらっしゃいませ~注文は、何ですかー?」
とこの酒場で働いている、金髪美少女リリィだ。
「あっ、アレスさんじゃないですか~。今日も依頼を探しているんですか?」
「おぉ、まぁな……」
(すごいな、NPCと話せるんだな)
「どうしたんです? アレスさん?」
「いや、なんでもない…フルーツドリンクを頼む」
「かしこまりました。」と厨房に向かって行った。
しばらく、周りを観察してると、ドリンクが届いた。
「お待たせしました。アレスさん」
「ありがとう。リリィ」
「どう致しまして」
アレスは、ドリンクを飲み終わって会計を済ます。
「ごちそうさま。 また後で寄らせてもらうよ」
「はーい、分かりました。お待ちしてます」
(リアルなら、淡々とゲームを進めたが、これはこれでありだな。NPCと仲良くなれそうだ。)
「それじゃぁ、クエストカウンターにでも行くか。初心に返って、頑張りますか」
読んで頂きありがとうございます。
また、意見や感想などあればよろしく頼みます。