スパナ流プロット作成術
スパナさんのープロット作成ー講座ー。
というわけで、スパナさんが使ったり使わなかったりしているプロットの書き方を公開します。
プロットの作り方には自分に合ったやり方というのがあるので、私の書き方は絶対と言うわけではありません。
ただ、方法を何個も知ってると1つも知らないのでは大違いなので、とりあえず私のプロットの作り方(なろう向け)を紹介します。
みんなも色んなやり方を見て自分に合った書き方を考えて、エタらない小説を目指そう!(エタらないとは言っていない)
●ステップ1.何話書くか決める。特に考えてない場合は文字数から考える。
いきなり「18話くらい書きたいな!」という人は18話でいいです。
え、いきなり話数なんて決められない?
そんなあなたには、文庫本一冊になる量として10万字という基準があります。
これを目安にするもよし、勿論少なくしても多くしても良いです。
で、1話3000字くらいとしましょう。10万字書くなら34話くらいです。
単純に書きたい量を1話ごとの数で割れば、話数が出ますね? 算数ですね。
これで話数が決まりました。
●ステップ2 大まかな内容を考えよう。
まずはとりあえず並べてみます。ここでは全9話としときますね
1:
2:
3:
4:
5:
6:
7:
8:
9:
はいこんな感じ。これをベースに、どういう話にするか考えていきます。
序盤は転生してー、冒険者ギルド入ってー、無双してー、ヒロインもほしいなー。
とりあえずヒロインの問題解決していい感じになって終わりで!
よし、これでいこう! ……となったら、適当にそれを配置します。
1:転生するよー
2:ヒロイン出るよー
3:冒険者ギルド入るよー
4:
5:無双するよー
6:
7:
8:問題解決!
9:いい感じになって終わり!
とりあえずヒロインは早めに出したいので2話目で出すことにしちゃいました。
うん、だいぶスッカスカですね。
●ステップ3 間を埋めよう
スカスカだと何書いていいか分かんないので、間を埋めていきます。さっきのだと無双する前後がスカスカしてますね。何かイベント欲しい所。
あと無双するって何相手に? とかいうとこも追加します。
1:転生するよー
2:ヒロイン出るよー
3:冒険者ギルド入るよー
4:【NEW】イチャモンつけられるけど返り討ちだ!
5:無双するよー 【NEW】チンピラ冒険者どもが襲い掛かってきたけど楽勝。
6:
7:
8:問題解決!
9:いい感じになって終わり!
はい、こんなかんじ。
あ、問題解決の前にヒロインがどこで問題があるかを言ってなかったですね。追加追加。
1:転生するよー
2:ヒロイン出るよー 【NEW】助けてください主人公さん! 主「ええで!」
3:冒険者ギルド入るよー
4:イチャモンつけられるけど返り討ちだ!
5:無双するよー。チンピラ冒険者どもが襲い掛かってきたけど楽勝。
6:
7:
8:問題解決!
9:いい感じになって終わり!
と、こんな感じにすべての話数を埋めていきます。
……無双、もう1話くらい欲しいなぁ、となったらそれも増やせばいいわけですね。
1:転生するよー
2:ヒロイン出るよー 助けてください主人公さん! 主「ええで!」
3:冒険者ギルド入るよー
4:イチャモンつけられるけど返り討ちだ!
5:無双するよー。チンピラ冒険者どもが襲い掛かってきたけど楽勝。
6:【NEW】ヒロインの問題解決に動くよ!
7:【NEW】無双するよー。その2。悪徳貴族の傭兵相手!
8:問題解決!
9:いい感じになって終わり!
はいこんな感じ。うーん、問題解決が薄いかな? と思ったら書き足しましょう。
主人公が何もかもを更地にして、借金の借用書も消えてなくなって問題解決! とかでも可。
ちなみに33話とかだと見せ場だと思ったところで5話使ってみたりと贅沢な使い方も可能です。
そしてこちら(↓)が完成品となります。
1:転生するよー
2:ヒロイン出るよー 助けてください主人公さん! 主「ええで!」
3:冒険者ギルド入るよー
4:イチャモンつけられるけど返り討ちだ!
5:無双するよー。チンピラ冒険者どもが襲い掛かってきたけど楽勝。
6:ヒロインの問題解決に動くよ!
7:無双するよー。その2。悪徳貴族の傭兵相手!
8:主人公が何もかもを更地にして、借金の借用書も消えてなくなって問題解決!
9:ヒロインといい感じになって終わり!
これで1話ごとに何を書けばいいか、が分かるプロットができましたね!
まぁ、適当につくったらこんなもんです。皆さんはもっと話を練ってもう少し細かく書いていきましょう。
1話1行ではなくもっと細かく書き込んでいっても構いません。
で、あとは書くだけですのん。
書いてるうちに微修正もしたりしますが、だいたいこんな感じで作れます。
以上、ざっとですが私のプロットの書き方でした。勢いで書いたけど、参考になったら幸いです。