ミタサレタセカイ
少女は清く美しい汚れなき存在だった
両親の甘い甘いお菓子を舐めて育ってきた
兄弟からも十分過ぎる程甘いお菓子を貰った
綺麗なものをみて
綺麗なものに触れて
それでも周りは足りないという
少女は何も知ラナカッタ
「なにがたりないの?」
「シリタイカイ?」
「しりたい!たりないっていわせたくない!」
「オノゾミナラバ」
突然放り込まれた苦味の中
少女はただただ溺れてゆく
イヤダ、イヤダ!
ニガイ、ニガイ!!
タスケテ!
泥にまみれた汚いモノを見た
汚いモノを知ッタ
キタナイ、キタナイ、キタナイ!
ヨルナ、ヨルナ、ヨルナ!!!
少女はゼツボウシタ
アマクナイモノガイッパイダ
ハジメテミタ
ハジメテシッタ
ソシテ少女ハミタサレタ
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なんとなく「ミタサレナカッタセカイ」
とリンクしてます。
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