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『君がいない春に、桜は咲かない』  作者: 優貴(Yukky)


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第6話 『新しいパパとの対立』


春の午後。

娘はリビングで、新しいパパと向かい合っていた。

「ねえ、私、自分のやり方で夢を叶えたいの!」

新しいパパは優しく微笑むが、口調には少し強さがある。

「それはいい。でも、君の安全や健康も大事だ。無理はしないでほしい」

娘は眉をひそめる。

「無理だって分かってる。でも、パパ(蒼)みたいに、勇気を持って挑戦したいの!」

新しいパパはため息をつく。

「分かる…でも、やっぱり僕には守りたい気持ちがある」

娘は少し怒りながらも、目に涙をためる。

「守られるだけじゃ、私は前に進めない!」

母は少し距離を置き、二人を見守る。

「落ち着いて…お互いに思いやってる気持ちは同じよ」

娘は深呼吸をし、声を落ち着ける。

「ごめんなさい。でも、私の夢も大事にしてほしい」

新しいパパは頷き、手を差し出す。

「分かったよ。君の気持ちを尊重する」

娘は少し驚くが、ゆっくりと手を握る。

「ありがとう…分かってくれて」

夜。

母と娘は並んで窓の外の桜を見つめる。

「怖くても、ぶつかることも大事なのね」

母は微笑む。

「そうよ。衝突しても、お互いを理解しようとする気持ちがあれば、絆はもっと強くなる」

娘は頷き、手帳に今日の出来事を記す。

「パパ(蒼)の勇気も、新しいパパの優しさも、私の力になる」

桜の花びらが舞う窓の外、春の風が二人を優しく包む。

怖くても、ぶつかっても、家族の絆は少しずつ強く咲き続ける――。

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