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世界最速人力計算機【算盤】

          門門門門門門門門    門門門門門門門門

          門門    門門    門門    門門

          門門門門門門門門    門門門門門門門門

          門門    門門    門門    門門

          門門門門門門門門    門門門門門門門門

          門門                門門

          門門    こ の 書 を     門門

          門門    読 む 者 は     門門

          門門     全 て の      門門

          門門    教 科 書 を     門門

          門門     捨 て よ      門門

          門門                門門

          門門              門門門門


֎۞இ֍۞෴֎۞ቓ֍۞ᎇ֎۞Ꮜ֍۞ᢱ֎۞ᗟ֍۞ᛶ֎۞₪֍۞ಹ֎۞⡺֍۞Д֎۞६֍۞Ⲯ֎۞Ⳗ֍۞ⳬ֎


 読者諸兄への 御忠告です。

 この物語は、非常に【残酷】な、或いは【ヘドの出る】描写が御座います。

 必ず、ご了承の上、お読みください。

 この行以降を 読む方は 一切【自己責任】で お読みください。

 作者は 一切の責任を 負いません。


֎۞ధ֍۞߷֎۞ఴ֍۞੪֎۞ന֍۞፰֎۞ᗖ֍۞ᙈ֎۞ᛯ֍۞ᨒ֎۞ᱪ֍۞֎۞ㅰ֍۞ꁉ֎۞ꕍ֍۞ꙭ֎


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##### 恥劇珍奇想体験の参 転生文庫の2 転生【I】 #####

##### 後編 ⦅⚆˰⚆⦆転職 転職 また転職     #####

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***** 第二一話【多古兵衛屋】の食事風景 *****

****************************


 【多古兵衛屋】の長屋には、百人位の荷運び人が 住んでいる。(含む⦅⚆˰⚆⦆)

 大半はチョンガーである。所帯持ちも居るが、3割程度、共働きが多い。


 掃除は自分で、洗濯屋さんは外にある。そうなると、困るのは、飯である。

 なにしろ、荷運び人の仕事は朝が早い。そこで、長屋には、食堂が付いていた。


 【多古兵衛屋】の食堂は、朝6時、昼12時、晩6時、各2時間開いている。

 経営は外の業者だ、場所だけ貸し、後の経費は業者持ち。



 朝昼晩、主食はオートミールと言えば、聞こえは良いが、単なる〖麦粥〗である。

 味付けは塩だけ。ハッキリ言って『不味い』。惣菜は豆や、菜っ葉の塩煮つけ。


 早朝夜明け前、腹を空かした連中が、開店を待って、ドド、ドーッと押し寄せる。

 さあ、食事が始まると、百人近い荷運び人達が 一斉にドンブリ飯を掻っ込む。


 いやその 喧しい事 喧しい事・・・(^^♪ チャンカ↗↖チャンカ↖↗チャカチャカ


 「いっつもいつも」「年がら年中」「麦がゆ」「たまには、肉の切れ端でも・・・」

 「間違っても入って」「無ェよ」「スープ・・・」「外で食うしか無い、ここじゃァ」

 「奥じゃ、旨いのを」「贅沢ゆうな」「身分が違う」「旦那様とは」「ガヤガヤ」



「これこれ、お前達、心得違いするでない。〖質素倹約〗はうちの家訓」(ㅎᨓㅎ)

「旦那様とて、我らと同じ 〖麦粥〗 豆や 菜っ葉を 食べてなさる」


「文句言わず。感謝して、食べなさい。毎日3食食べて、月にコソベ銀貨3枚」(ㅎᨓㅎ)

「余所の お店では このように 安く食わして 貰えぬぞ」



・・・(余所では、肉が出る(余所では、もっと給金が出る(余所ではパンが・・・))


 そんな騒がしい中で、一人黙々と食事をする⦅⚆˰⚆⦆、周りの声など まるきり聞こ

え無いように、一心不乱に食べている。ガツガツ 脇目もふらず。


「見なさい、丁稚【I】など、文句言わずに 食べているでは無いか」(ㅎᨓㅎ)


・・・(彼奴は(豆と芋しか(食った事無い(山出し(麦やパンなんか(見た事無ェ

   (田舎モン(こちとら町者だ(一緒にされて(堪るか(冗談じゃ無い・・・



 本丁稚⦅⚆˰⚆⦆には、そんな事を 聞いてる暇は無かった。

 なにしろ、パート5人分の 仕事が待っているのだ。


 日々の伝票の整理、帳簿付け。確かに、今迄の管理はチョー杜撰 かつ非効率だった。

 だから、効率化した。だけんど、どんなに 効率良くした処で、5人分は5人分。



 本丁稚⦅⚆˰⚆⦆が 頑張れば、〖遣ってやれない事は無い〗ですよ。

 でもね、〖遣ってやれない事は無い〗って事は・・・ただ、それだけ。


 本丁稚⦅⚆˰⚆⦆必死に 効率化を考えても、他の手代、筆頭手代、番頭達の 理解が

無ければ、役に立た無い〖絵に描いた餅〗。そう、〖孤軍奮闘〗〖孤立無援〗。

 食事の時間も 惜しんで、やらなければ、寝る時間が 取れないのだ。



・・・・・ 奥座敷では ・・・・・


 旦那様が食事中。白麦粥、豆のトマト煮、青菜のお浸し、バタ付き白パン、肉スープ。


「ククク、良い拾い者だったな。オヤジの知り合いの 紹介状だから 仕方なく雇ったが

 手代とパート5人、月の給金が7コカト金貨。本丁稚の給金が 1コカト金貨と

 1コソベ銀貨。5コカト金貨9コソベ銀貨の 倹約になった」

・・・(70万ー10万1千=50万9千円)(ㅂ‿ㅂ)


・・・(オヤジの知り合い:【八州屋】先代当主サラリーン(⌒‿⌒) )




****************************

***** 閑話休題の壱 ⦅⚆˰⚆⦆の お給金 *****

****************************


 基本給 コカト金貨1枚 コソベ銀貨1枚         

 夜 番 十銅貨3枚×15日=コソベ銀貨3枚 5十銅貨1枚

 支給額 コカト金貨1枚 コソベ銀貨4枚 5十銅貨1枚  


 税 金 △2割 コソベ銀貨2枚 5十銅貨1枚 十銅貨4枚


 手取額 コカト金貨1枚 コソベ銀貨1枚 5十銅貨1枚 十銅貨1枚


 寮食費 △ダソベ銀貨1枚 コソベ銀貨1枚


 実手取 ダソベ銀貨1枚 ダソベ銀貨1枚 十銅貨1枚



 ⦅⚆˰⚆⦆は こんな面倒な 計算はしない。全部をオイド国通貨コンで数える


(支給額 1,450コン

 税 金△  290コン

 寮食費△  600コン

 実手取   560コン→5コソベ銀貨+60銅貨(約56,000円)

(丁稚風情は、金貨などで 買い物は出来ない、精々コソベ銀貨しか使えない)



・・・(⦅⚆˰⚆⦆は知らない。この国の通貨だから、こんなに簡単に計算出来たのだ)



***********************

***** 閑話休題の弐 計数貨幣 *****

***********************


 この国(オイド国)の通貨は 計数貨幣。昔は外国と同じ 秤量貨幣であったが。

 オイド国では 金銀銅が取れない。通貨不足に困った国は 計数貨幣を造った。


 当然、経済界は大混乱、物価は高騰し インフレで 世上は混乱した。

 時の大蔵大臣 曰く「国が〖ダソベ銀貨〗と定めたら、それが〖ダソベ銀貨〗なのだ」


 つまり、オイド国の通貨は、金銀銅貨の名前では有るが、金銀銅は入って無い。

 何か、色々な物を混ぜて、それらしく 見せかけている だけなのだ。


 しかし、これが便利だった。今までは、両替の手間、料金等掛かったのが無くなった。

 さらに、売買に 掛かる 時間が 短縮された。すぐに、混乱は 収まった。

 誰も気づかなかったが、経済効果にまで 波及していたのだ。


(参照:オイド国通貨 コン)


 ダカト金貨 10,000コン   (百万円)

 コカト金貨  1,000コン   (十万円)

 ダソベ銀貨    500コン   (5万円)

 コソベ銀貨    100コン   (1万円)

  5十銅貨     50コン   (5千円)

   十銅貨     10コン   ( 千円)

   一銅貨      1コン   ( 百円)




#####################

##### 閑話休題の参 算盤 #####

#####################


 ご存じでしょうか。


 第二次世界大戦に 日本が敗れた時、出来て間もない 米国のペンタゴンの調査団が

最も注目したのが、日本の加速器(荷電粒子加速装置)と 計算機で有った事を。


 加速器は原子を調べる装置。原子爆弾を作る為の 研究をしていたのではないか?

 しかし、日本の加速装置は、単なる荷電粒子加速装置であり、原子を研究する為の物

でしか無かった。ペンタゴンは 安心して破壊出来た。


 日本の計算機の速度は、米国に比べ、はるかに遅かった。「フン」鼻で笑えるほど。

 しかし、疑問が残った。こんな計算機で どうやって・・・



・・・・・タンカー・・・・


 戦後の経済復興の立役者となった、産業のひとつに、造船業が有る。

 中でも・・・早い・安い・丈夫を モットーに作られた、日本のタンカーは 世界中に

その名を馳せた。巨大戦艦大和を初め、数々の巨大戦艦を建造した ノウハウを生かした

巨大タンカーは、当時の世界水準の中でも、トップクラスで 有った事は 間違いない。


 日本の計算機で どうやって設計したのか、米国に鼻で笑われるほどの 計算機で。

 いや、待って貰いたい。そもそも、日本海軍の 数々の戦艦を どうやって設計した。


 答えは算盤。当時は 計算機の速度より、算盤の方が はるかに 速かったのだ。


 世界最速 人力手動計算機【算盤】


・・・・・続く

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