第十二話 今後について
第十二話 今後について
「何の要ですか?」
リーナは悪魔を睨みつけた。
「そんなに睨みつけないでくれないか?別にお前らに危害を加えるわけじゃない。」
「何処にその保証が?」
「危害を加えるつもりならもう加えている。それが保証だ。」
「じゃあ何で元居た場所に返してくれないんですか。」
「馬鹿かお前。元居た場所に返してここらの奴らはろくに戦力や技術を持ってない者がほとんどだという事をバラされたらどうするだよ。」
「私達はそんな事するメリットはない。」
「分からないじゃないか。さっきのこいつの態度に腹を立てたからとかあるかもしれない。」
「あ、痛っ。」
そう言って俺は飛鳥の頭をポンと叩いた。
「それよりも、ここでの立場は俺らの方が圧倒的に上だが、お前ら何様で俺らに命令してんだ。」
「命令なんてそんな!私達はただ帰らせて欲しいと……。」
「いいや、命令だ。命令じゃないなら何だ?提案か?違うよな。」
「………」
リーナは無言で俯いた。
「ま、そういう事だ。なんか文句あるか。」
そう言うとリーナの従者のアルマが手を挙げた。
「質問なんですが、この先私達はどうなるのでしょうか?」
「普通にここで生活してもらう。まぁ、ちゃんと信用できると思ったら外に出してやるよ。」
「そうですか。」
「ちなみに要件っていうのはこれを言う事だ。あと、出れる範囲はここ東京都内までだ。他はいないか?」
「「「………」」」
「それじゃあ俺はやる事があるから戻る。」
そう言って俺はその部屋から出て行った。
数分後、俺が自室で色々書類などをパソコンで作成している時。
トントンとドアからノック音が聞こえた。
「どうぞ。」
「失礼します。」
部屋に入って来たのは輝利哉だった。
「何要だ?」
「民衆へのに娯楽についてなのですが。」
(ん?確か、世界統合後、色々現代社会への立て直しはスキルなどのお陰で急速に進める事ができ、今じゃスマホなども普通に使えたりできるくらいになっている。娯楽についても整っているはず。)
「ギルドを建てて欲しいと言う者達が出て来ているのですが。」
「……別にいいんじゃないか?モンスターの出没率も最近上がって来てるし。」
(少し、傲慢になっている奴らもいると思ったが。この時期にはグランドウルフ達が山などに出現し街中に降りて来て人々を襲ってたりする。それらを駆除するのに手間が省けるかもしれない。)
そう思った俺はこの事を承諾した。
「そうですか。分かりました。では、必要な人材を募集をかけておきますね。」
そう言い輝利哉は部屋から出て行った。
「ギルドか。面白そうだ。」
俺はニヤけながらそう呟いた。




