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痰カスと言う名のエッセイ

【痰カス】内気で自分に自信がない陰キャ女ほどイケメンが好きという話

 結論から言えば、イケメンとは中性的な男性だから。



 ……なんてことを藪から棒に告げたって、何にも分からないだろうから。



 しっかりと順を追って、『内気で自分に自信がない陰キャ女ほどイケメンが好きな理由』を説明しよう。



 まぁ、今回は一冊だけど参考書籍もあるから。いや、厳密に言えば蓄積された俺の記憶のエトセトラもあるけど、明確に例にしている書籍っていう免罪符があるから。



 だから、俺の憶測でエラソーに語ってるワケじゃないってことを覚えておいてくれ。根拠が気になるのなら、越智啓太氏の『美人の正体』を読んでくれな。



 以下本文。



 根本的に、女という生き物は強そうな男を好むらしい。



 俺は男だから感覚的なモノは分からないが、多分スゲーボインの子が通りかかったら思わず見てしまうというか。『フェチズムを語るまでもないけど、それなりに好き』的なニュアンスというか。



 要するに、本能的な話。



 それは、タッパがあったり腕が太かったり毛深かったり。如何にもって外見をしている男を、俺たちが思わずボインに目を奪われるのと同じように女は見ているんだってこと。



 逃れられない異性の魅力。あるいは持って生まれたモテる才能。こういう言い方をすれば、あまり角が立たずに済むだろうか。



 ……しかし、いやいや待ってくださいよ。くちさん、と。



 だったら、広告塔に使われるメンズがイケメンなのに説明がつかないじゃないか、と。女が本能的に好いているんだったら、アホ男がグラビアを見る感覚でマッチョを使っておけば引き寄せられるんじゃないか、と。



 頭のいいあなたは思っただろう。



 ということで、タイトルの回収。陰キャ女ほどイケメンを。もっと言えば、陰キャに近づく程よりイケメンを好きになる理由に繋がるワケだな。



 仕組みは単純で、要するに『このオスは弱そうだから私でもいけそう』という女たちの生存戦略に依存している。俺たちが生物である以上、理性ではなかなか抑えつけられない深い欲望が根幹を成しているのだ。



 女受けしやすい髪型や服装がどれもフェミニンなのも、すべては『このオスは弱そうだから私でも行けるかも』という暗示に繋がるんだよ。



 強い言葉を使うなら、喧嘩したら負けそうな男さ。



 女は、闘争本能を掻き立てる男を自然と競争力の強い者だと勘違いしてしまう。だから、負けて捨てられるような男を選んでまで子孫を残そうとする。



 毛むくじゃらでマッチョな、例えばGOWのマーカスみたいな大男を見ると「あ、この人は他の魅力的な女を好きになるだろうし、仮に手に入れても浮気させないための努力がとんでもないモノになりそうだな」と思ってしまうモノなのだ。



 ……ほーん。



 にわかには信じがたいが、生き死ににフォーカスを絞るなら、確かに筋は通っている。色々と文化的なコンテンツが蔓延している現代でも、その法則は崩れないらしい。



 ならば、恐らく、俺たちが思っているほど自分を素晴らしいと思っている女はいないのだろう。自分を卑下して、周りと比べてどーしようもなくなって。その結果、戦ったら負けそうな男を選んで好きになっているって事なんだろう。



 もちろん、無意識的にね。

 


 まぁ、冷静に考えれば生殖能力が強そうってことは浮気しそうってことだし、色んな女に言い寄られる男を自分の元へ留めていおくリスクやコストは考えたくもないくらいエグそうだし。



 だったら、最初っから自分だけを愛していてくれそうな弱っちい男をモノにして、社会の頂点にはいけないけど真ん中くらいの平和な世界で子供を残そうと思うのは、女にとって当然の選択なのだろう。



 もちろん、実際には喧嘩が強いイケメンやら浮気しまくるイケメンやらサイコでDVなイケメンやら、危険なフェミニン男は多いんだけどな。



 ここだけの話、愛妻家はゴツくて雄々しい男の方が多い気がするよ。



 閑話休題。



 具体的な簡単な例を出すのなら、男の韓国アイドルが一番分かりやすいだろう。



 クラスで4番目くらいのかっこいいメンズって、なんとなくいけそうな気がするじゃん?だから、現代日本であれだけ流行っているのさ。



 もちろん、AKB48を見れば男にだってそーゆー側面は多分にあるけど。女は特にリスクヘッジを徹底しているって話。パートナーに完璧を求めない理由もそこにあるのだ。



 逆に言えば、自分に自信のある陽キャ女はイケメンより雄々しい男を選ぶってことになる。



 実際、クラブとクラブをパトロールしてるような怖めな兄ちゃんの隣には、圧倒的に美人で生きるのがくっそ楽しそうなアゲマンがいたりする事が多い。



 もちろん、これに関しては俺の主観と経験則も含まれてるけど。街の中をよく見てごらん。超絶美人のカレシって、普通の子のカレシよりイケメンじゃないことが多いよ。



 そう考えてみると、恋愛は3割の強者が謳歌してるってのも納得だよな。イケメンが自分に自信のない陰キャちゃんを喰いまくってるって事なら、メカニズムにはとても説得力がある。



 ここまで考えてみると、自分に自信のある女に憧れる女ってのも理解できる。宝塚の女優とか、中性的なメタファーみたいなところあるし。女が彼女たちを思う気持ちの中には、きっと恋にも似たモノが含まれているのだろう。



 結論。



 イカつくて毛深いハゲは筋トレしろ。ジェイソン・ステイサムを目指して、超絶美人な嫁さんをゲットするのだ。



 ……因みに。



 男の俺ですら絶対に勝てなそうなゴリゴリのマッチョを見ると「トゥンク」みたいなのありますからね。両性6割が潜在的ホモというのなら、陰キャな俺にも間違いなくそっちのけがあるのだろう。



 まぁ、自分でもちょっとメスっぽいとこあると思ってるし。だから、つらつらと心情描写を交えてラブコメなんてモンを書いてるんだろうしな。



 ……婚活業界に蔓延る、勘違い系おじさんやおばさんはどうなんだって?



 物事には、必ず例外があるモノだよ。明智くん。



 恐惶謹言。

ところで、今回は考察じゃなくて説明なの気が付いた?

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