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曙の月  作者: ぐち
2/2

道程

「は…?由香…?殺人‥、?」

由香は妻の名前だ。同一人物?いや、そんなわけが…広瀬は思いも寄らない発言に言葉を失った。しかし、そんな彼の様子を尻目に、2人の後ろから続々と警官が現れた。警官たちは手早く広瀬に手錠をかけ、

「6月20日、10時55分容疑者を確保!署まで連行する!」

と大声で報告を済ませた。

「痛ッ…え、いや、ちょっと…ええ、あ?」

あまりのショックに頭が回らず、広瀬は訳も分からないまま車に乗せられた。

「あの、これは…どういう…ことですか」

広瀬が尋ねると、面倒臭そうに刑事は口を開いた。

「あなたには今殺人容疑がかかっています。何か心当たりがあるんじゃないですか。」

「いや、そんなわけは無い!妻とは別れてから一切会っていない!」

広瀬は思わず否定したが、刑事は落ち着いた様子で

「貴方が罪を犯したかどうかは後に分かります。そういうことは署で話を聞きます。」

と言い、それ以降互いに口を開くことは無かった。

数分後、鉄のような冷気をまとった留置所が見えた。

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