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青空坂上 2条線 ~浅間坂を駆け上がれ~  作者: 中村千歳
2条3丁目 走るのって、楽しいね
33/44

2条3丁目-9

 川合津かわいづ駅行きのバスにたかはるが乗るのを見送って、俺と怜ちゃんは東本郷駅行きに乗る。本郷市役所前で降車。

 ちょっと雨が降ってきたけど、この程度の雨なら駅伝は中止にならない。水で濡れる地面を走る練習って思うことにしよう。

 改めて、用意、スタート!


 大辻→原岡→滝口→浅間前と進んで、さっきたかはると歩いた浅間坂を、今度は走って登っていく。

 歩くのは平気だけど、走ると息が苦しい。

「……って言ってるけど、最初の時と比べたら走れるようになってるよな」

 確かに、2週間前と比べたら、それほど苦しくない。走りながら怜ちゃんと会話ができている。


 浅間坂上のバス停を通過。そのまま走って、桜十字路に到着した。

 信号待ち以外では一度も止まることなく、1区のコースを走り切った。

「しょーやん、本気で区間3位くらい狙えるんじゃないか?」

 区間賞とは言わないんだな。

「市大附属と本郷南には負けるけど、私が出たときの一高の女子チームよりは速い」

 つまり、高校生のときの怜ちゃんより速いってことだな。

「階段トレーニング、成果出てるな」

 階段トレーニングと、3回の通し練習のおかげ。つまり提案してくれた怜ちゃんのおかげだな。

「……」

 顔を俯ける怜ちゃん。ちょっと照れてる?

「照れてない」


 市電に乗って、24条1丁目へ。

 1か月前は怖かった地上世界。今は、上り坂だって平気。雨だって平気。

 来週の本番が、楽しみになってきた。

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