2条2丁目-1
2条2丁目 初体験
[side-ISHIZAKI]
「ハツネちゃん的には、やっぱりショック療法しかないと思うんだ」
5月11日金曜日。
しょーやんが地上世界を怖がってる件、友達のハツネに相談してみた。
石崎怜子、本郷市立大学工学部情報工学科2年。
大学に入ってから、機械しかいじってない私には、しょーやんの心理は分からない。
でも、私の友達、星野初音、通称ハツネは、文学部心理学科の2年。
しょーやんのことも、私よりは分かるんじゃないかなって。
そのハツネが出した答えが、「ショック療法」なんだが、要するにどういうことだ?
「そのしょーやん……だっけ?しょーやんを、強引に地上に連れてきちゃえばいいんじゃないかな?台風直撃だとなお良し」
なんとなく言いたいことは分かるんだが、台風直撃だとなお良しなのか?
「雨と風と雷が怖いんなら、最大限の雨と風と雷を与えてあげた方が、効果があると思うんだ」
なんか喋り方がむかつくんだが、これがハツネのデフォルトだから仕方ない。
まあ、台風直撃ってのはさすがにやり過ぎだと思うが、一度地上に出てみようってのは効果的かもしれないな。
冷静に考えると、大会当日の6月2日に台風なんか来ないし。ゲリラ豪雨はあるかもしれないけど。
ハツネ、ありがとうな。
後でしょーやんに提案してみようっと。
「怜ちゃんバイバイ。今度ハツネちゃんに結果聞かせてね」
良い結果だといいな。




