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青空坂上 2条線 ~浅間坂を駆け上がれ~  作者: 中村千歳
2条1丁目 最後の1人
12/44

2条1丁目-10

 精密検査の結果は、放課後練習の後のミーティングで伝えられた。

 右足アキレス腱断裂。

 全治4か月。

 1か月後に迫った新本郷一周駅伝には、絶対に出られないとのこと。


 整理してみよう。

 我らが十二高のメンバーは、1区岡野、2区戸部、3区楠先輩、4区山内先輩、5区内田先輩、6区久保先輩、7区桜木先輩、補欠沢渡先輩の8名。

 1区を走る予定だった俺が、我儘を言って辞退した。区間の変更はできないから、補欠の沢渡先輩が1区を走ることになった。


 その状況で、沢渡先輩がアキレス腱断裂、出場不可能になった。

 十二高チームは8人なので、他の補欠はいない。

 ということは……


「岡野くんが1区走るしかないよね」

 戸部の指摘は、紛れもなく事実。

 そうでなければ、十二高として出場を辞退するしかない。


「岡野、どうする?」

 松本監督の問い掛けに、すぐに答えることはできなかった。

「家に帰って考えてきてもいいですか?」

「了解。明日までな」


 十二高は新本郷にある。

 地上世界がどれだけ怖いのか、みんな知らないんだ。


 相談する相手は決まっている。

 地上在住の、怜ちゃん。

 一度も会ったことはないけど、一番信頼できる人。

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