設定(ネタバレ注意)
物語の進行に合わせて随時更新していきたいと思います。…まあ決まってないだけなんですがね
エルレイア(女)
史上最強の勇者と称される少女。歴史上、魔王を倒した勇者の転生体。剣術、魔法両面において驚異的な才能を発揮し、転生前の勇者たちが鍛え上げた力をフィードバックすることが出来る。
口調は穏やかに聞こえるが物騒そのもので常識知らずとも取れる。が、責任から逃れるようなことはしない明朗快活な少女。
実は極度の料理音痴だったりするが今まで手料理を振る舞う機会もなかったので気付かなかった。
聖剣フィオニール
エルレイアが持つ聖剣。物体だけでなく事象、魔法すらも『切り拓く』力を持つ。
ヨシュア(男)
魔王の魂を受け継ぐと言われる少年。強大な潜在能力を持つが、幼少期から繰り返される洗脳により魂が欠損し、自らの身を守ることが出来ない。
魂が欠損し、怒り、憎しみといった感情を持つことが出来ずまた命を投げ出すことに躊躇が出来ない。しかしそれらは魔王というもう一つの魂として分離している状態で完全に失われたというわけでもない。
両親から愛情の元で生れ落ちたがグレゴリーの手により奪い去られた。
シンとグレゴリーの激闘の結末を目の当たりにし、エルレイア達を失うことの恐怖を強くし、またオルティアの導きもあり、エルレイア達と決別することになる。
ヘリエル(女)
ヨシュアを殺すために女神リースロンデから力を授かる勇者。
魔王の魂を抹消する使命の一環としてヨシュアの世話をしていた。その接触により次第にヨシュアに対し心惹かれていき、次第に彼の命を奪った後、共に死ぬことを決意する。
しかし、エルレイアによって捻じ曲がった運命により、混乱した精神の中で神託の勇者として覚醒。戦いの末、エルレイアと共にヨシュアを支え、救うことを決意する。
物静かで想いを内に秘める傾向がある。勇者としての鍛錬の中、ヨシュアの存在だけが支えであったこともあり、隙があれば甘える妹のような存在。
儀式のために産み落とされたグレゴリーの実の娘。
聖剣エクサレイズ
魔王の魂を倒すことに特化した聖剣。
グレゴリー(男)
リースロンデを奉る神殿の神官長。強靭な意志を持ち、魔王抹消を阻止されはしたものの様々な策力を巡らせる。
その昔、腐敗した神殿により家族を失ったが、その神により救われたことにより狂信的に神を信奉するようになる。
シンとの壮絶な死闘の末、死亡。
フレイア(女)
ヨシュアに宿る魔王が生み出した魔族の少女。詳細は不明。
幼い少女の姿に身をすっぽりと覆い隠すほどの羽根をもった天使のような外見。なお、擬態の為羽根を隠すことは出来るがこの時空を飛ぶことは出来ない。またその分足が不自由で普段はヨシュアに抱きかかえられて移動する。
あくまでヨシュアの身を守るために生み出された存在であり、魔族も特に干渉することなくヨシュア達に付き従う。
ヴェートリッヒ(男)
魔族。人間と全く一緒の外見で人間世界に溶け込んで情報収集していた。
基本的に人(?)がよく、よく人のことを気に入るが決して譲れぬ魔族としての部分も時折垣間見える。
オルティアによって葬られたはずだが現在魔族の間では行方不明…と言う扱いになっている。
ヴァルトローデにより魂を支配され、死んだわけでもなく一時的に魂の管理者となっていたシンも知覚できない状態に置かれていた為、行方不明ということになっていた。その後、ヨシュアの手により無事魔族として転生を遂げる。
人間としてのヴェートリッヒ(男)
特定の組織に属することの無い傭兵として活躍し裏切りの英雄と呼ばれていた。非人間的に自らの思うまま暴れ回ったため、人々に疎まれ、魔王の討伐に回されることとなる。
その後、裏切りの英雄としての在り方に興味を示した当時の魔王により魔族として転生させられることになる。
人の社会に溶け込んで偵察をしていると思われがちだが実は歴史上幾度となく人の味方として人を救ったことが何回かあり、魔族でありながら魔王と敵対したこともある。人の世に容易く溶け込んだのは、真心…つまり気に入ったのならば寝返っても構わないという本心があったからである。
しかし魔王の元で戦うことに結局のところ落ち着いた。彼にとって魔族こそが、魔王の元で戦うことこそが最上の幸せでありようやく見つけた安寧であったとそう気付くのはいつのことか。
オルティア(女)
エルレイアの幼馴染であり勇者。ともに同郷で切磋琢磨しながら成長する。
理知的で冷静。必要とあれば非情な手段も取れる勇者の鑑のような存在として人々の尊敬を集めている。しかし、エルレイアの出奔により自らの目指すところに内心悩んている。
オルティアが信仰する神、ヴァルトローデを裏切り、死亡。その後、ヨシュア自身の手により最初に生み出される最初の魔族となる。
シン(男)
魔族(?)。底知れぬ世界への憎しみと嫌悪を撒き散らす謎の存在。ヨシュアに対して何か因縁があるようだが…?魔物を生み出す能力を持っている。
正体は前世の魔王が切り離した、負の心と魔物を生み出す能力の塊。ヨシュアの半身ともいえる存在だが、ヨシュア自身が負の心を持たないため反発し、融合できない状態にある。
前世だけでなく、魔王の始まりから幾度となく存在してきたが魔王の器を持つ者がその身に取り込まなくては意味がないため神々の手により隠匿されてきた。ヨシュアを利用し討たせたのは強引にその魂を回収するためであった。
マリアンヌ(女)
エルレイア達と離脱したヨシュアと合流した魔族。自由奔放ながら世話焼きな性格。
ヴェートリッヒの手によりだまし討ちされヴァルトローデの使徒になるがヨシュアの手により再び魔族として転生。
人間としてのマリアンヌ(女)
とある事情により世界の大罪の存在を知り、魔王を追い続けた元・勇者。
魔王の悲劇を断片的ながらも知り、それを変えたいと願い、ヨシュア達の元に現れた。
リリス(女)
魔王の花嫁。魔力もない一般人。両親とは物心つく前に死に別れ、幼いころから町から離れた小屋で一人で暮らす。その運命をどこかで受け入れ、半ば諦めたまま生きていたがヨシュアによって救出され、彼のために生きることを決意する
夢見がちな少女そのままと言った天真爛漫な性格。家事を担当。
魔王の花嫁
『魔王の花嫁になる』という少女の戯れの夢。しかし、魔王を気に入らぬ人々によってその夢は踏み潰されることになる。魔王の花嫁として年頃の娘を攫い、魔王とは少女を屠る罪深い者だという情報戦の一種として、少女たちは生贄に捧げられた。
魔王
その正体は人を創りだした神の一柱が人として降り立った姿。その生命創造の力は他の神々が持ちえない力であり、その力を手に入れんが為に神々が人を介して介入し、堕ちた存在が魔王である。
マオウ
魔王の真の名であり創生の神。ヨシュアと完全な別の魂として分かたれ、復活を遂げる。最終決戦を経て、輪廻を管理する神として神の世界へと舞い戻った。
物語の時系列的なあらすじ
世界を創造された後、人を創造した神様マオウは世界に降り立ち、試練を与える。
しかし人々はマオウを恐れ、神々にその力を求める。マオウを陥れ、その力を手に入れ、人々を意のままに操ろうとしているのも知らずに。
やがて、勇者が魔王の元に辿り着く。しかし勇者は魔王のことを理解しようとしたのだ。だから、最後に魔王は自らの力を分けた存在を産み落とし、勇者と魔王の二人により神々の策略を打ち破った。
その後、幾度となく神々の干渉は続いたが、勇者と魔王は同じようにしてその策略を打ち破ってきた。
しかし、終わらない流れをどうにか変えようと勇者が禁じ手を使う(エピローグ参照)。
それにより、エルレイアが魔王を救おうとし、また魔王の魂を開放しようとしていたリースロンデにより運命に少しずつ狂いが生じていく。
魔王を倒す勇者の使命はオルティアに託され、しかしオルティアはそれを拒絶し、ヨシュアは魔王として覚醒する。
そしてその段階で創生の神は本来の魂を取り戻し神の座へと戻り魔王と勇者の物語は幕を閉じる。
終わった…我ながらややこしいというか言葉足らずというか…伝わらない面があれば遠慮なくと言うのもわざわざ申し訳ないですし…ええっと…うん。ここまで読んでくださってありがとうございます!




