第3話 輝&悠VS霊夢&魔理沙
試合編です。
表現が下手ですがよろしくお願いします。
さぁ、始まったぞぉ!
久し振りの悠とのコンビだ、全力かつ楽しませてもらおう。
悠「おい、輝!ぼーっとするな!」
……悠さん…いきなり本気ですか…。
霊「ちょっと、悠の奴急に性格変わったけど大丈夫?」
魔「しかも、かなり怖いぜ?」
輝「大丈夫、大丈夫ただ悠が本気になっただけだからww」
俺以外の相手とは久し振りだからなぁww
輝「そう言うことで俺も本気出すわ…」
霊「……かなりまじのようね」
魔「こっちも全力で行くぜ!」
悠「ごちゃごちゃ言ってねぇで、集中しろ!」 ダンッ!
悠が自慢のスピードで魔理沙を抜く。
魔(っ!こいつ…めちゃくちゃ早いぜ!)
霊「させないわよ!」 キュッ
霊夢がヘルプに入る。
戻りが甘いなぁ霊夢さん。
悠「遅いぜ!」 ギュワッ!
悠がロールで抜きレイアップの体勢に入る。
霊「っ…まだまだ!」
霊夢が止めに入るが…
悠「一体どこを見てるんだ?」
悠の手にはボールはない
霊「え!?」
パシッ
輝「いきなり俺かよww!」
しかもいきなりスリーとかww
ボールはすでに右45度のスリーポイントライン外側の輝の手の中にあった。
霊(いつの間に!?)
魔(と言うか、いつパスした!?)
ヒュンッ……スパッ
輝が打ったシュートは綺麗な弧を描きシュートが決まる。
霊「輝の奴…結構やり込んでるわよ魔理沙…」
魔「あぁ…油断大敵だぜ」
これで得点は3対0
霊夢&魔理沙 オフェンス
霊「まぁ取られたのは仕方ないわ次よ次!」
魔「わかったぜ!」
霊「それより輝…そんなに離れて大丈夫なの?」
輝「大丈夫大丈夫ww」
見れば2メートルくらい離れてる。
霊「まぁ得点もらえるならいいわ。」
シュッ
輝「かかったぁ!」
俺の守備範囲の広さなめんな!
バチッ!
霊「なっ!?(高い!どんなジャンプ力よ!?)」
輝「ターンオーバーだぜ、悠!」 ダンッ!
悠「見ればわかるわ!」 バッ!
魔 霊「「待て!」」バッ!
おぉ、戻り早いなぁ……そろそろ生真面目なバスケ飽きたし本当に本気だすか…。
魔「行かせないぜ!」
輝「無駄無駄ww」 ダンッ!
左サイドへドライブする。
魔(悠ほどではないが速い!…だが、止める!)
輝「おっと、手が滑ったww」
輝が持っていたボールは輝の後ろにあった。
魔「っ!?(何やってんだよボールすっぽ抜けてるぞ!?)」
輝はロールでボールを取り右サイドへ展開し変則的なドリブルをする。
ダンッダダンッダンッ!
魔(なんた!?この動き全く読めない!?)
霊(しかも、ボールハンドリングも半端じゃない!)
ガックッ
魔「っ!?(バランスが!)」魔理沙は輝の動きについて行こうとしてバランスを崩す。
もちろん、輝がそれを見逃す訳がない。
輝「隙ありww!」 ダンッ!
魔「しまった!」
そのままゴール下までドリブルして行く。
霊「させない!」 バッ!
霊夢が輝に追いつく。
霊(悠は魔理沙がもうマークしてるし、あったとしたら…左サイドへロールターン!)
だが霊夢の予想は外れることになる。
輝「予想しても無駄ww」 ダンッ!
輝はそのまま跳躍しボード裏へ行く。
霊(そのまま行った!?)
輝「俺に常識は通用しねぇよww!」フワッ
ボード裏からレイアップの様にシュートを打つ。
……パッ!!
霊(何でそんなシュートが入るのよ!?)
魔(強引どころじゃない、もうメチャクチャだ!)
悠「いきなりあんな事するかよ。」
輝「決まったんだからいいだろww」
悠「とにかくディフェンスだ!」
輝「OKww!」
5対0 残り8分30秒
霊夢&魔理沙 オフェンス
霊(本当にあの2人何者なの?)
魔(紫がすごい奴連れて来たって言ってたけど…)
霊 魔((あれは化け物だ!))
霊「とにかく時間はまだあるわ、攻め続けるわよ!」
魔「おう!」
輝「…あれだけやったのにすごいなお前らww」
霊「まぁ時間はまだあるからね。」
輝「そんな奴初めてやわww」
輝はすごく嬉しそうに笑う。
霊「そりゃどう…も!」 ダンッ!
霊夢が右ドライブをしかける。
輝「卑怯なことすんなやww」 キュッ!
輝は易々とコースを防ぐ。
霊(ディフェンスも上手いわね…。)
悠「それに、油断大敵だぞ?」
魔「霊夢、後ろ!」
霊「え?」
一瞬、魔理沙の言ってることが理解出来なかった。
悠「言っただろ、油断大敵だと!」 バチッ!
霊「あ!」
いつの間にかいた悠は霊夢の後ろからボールをスティールする。
悠「ターンオーバーだ!」 ダンッ!
輝「あいよーww」
魔「行かすか!」バッ!
悠「俺を止める? 無理だな!」 ダンッ! ギュワッ! ダンッ!
高速のロールターンで魔理沙をかわす。
魔「な!?(さっきよりも、断然速い!)」
悠「そろそろ点を取りたかったし豪快に決めてやる!」 ダンッ!
悠が跳躍する。
魔(おいっ!? 高すぎるだろ!?)
霊(どれだけ跳ぶのよ!?)
悠「おらぁぁぁあぁ!」
ガシャッ!
魔「おいおい…マジかよww」
霊「もう言葉も出ないわww」
悠がしたシュートは、なんとダンクシュートだった。
悠「…どうする? まだ続けるか?」
霊「…続けるに…決まってるでしょww!」
魔「やられっぱなしは嫌だからなww!」
悠「…そう来なくっちゃなww!」
輝と同様にすごく嬉しそうに笑う。
7対0 残り6分
魔「そろそろ私の出番だぜ!」 パシッ
悠「一体なにをするんだかww」
そう言いつつもすでに予想が出来ている悠
悠(さっきからドライブばっかりだったからそろそろスリー打って来るだろう…)
悠の先読みは見事的中する。
魔「決めてやる!」 ヒュンッ
スリーポイントラインから少し離れた場所から打つ。
魔(これだけ遠かったら読んで来ないだろ!)
悠「甘い!」 バチン!
魔「っ!?(何で読んで来れたんだよ!?)」
悠「速攻だ輝!」 ブンッ!
輝「わかってるってww」
霊「させないわよ!」バッ!
霊夢が輝を追い越す。
輝「何も速攻は2点だけじゃないぜww」 ヒュンッ
霊「は!?(センターラインから打った!?)」
輝「さいなら~ww」
輝がディフェンスに戻って行く。
霊(さいなら~ってリバウンドは!?)
そんな霊夢の心配は一瞬で無くなる事になる。
………パッ!
霊「な!?(あの距離を決める!?)」
魔「輝の奴、シュートレンジやたら広いな…。」
霊「次からはあんまり離れない方がいいわね…。」
10対0 残り5分20秒
悠「さっきから一方的だがそっちは大丈夫か?」
霊「大丈夫よ、何より強い相手とやるの楽しいしww」
と言って霊夢はおどける。
見てわかる様に心から楽しんでいるようだ。
輝「俺らも楽しいぜ~ww」
悠「お前は集中しろ!」
輝「へいへいww」
魔「そろそろこっちもやりますか! 霊夢!」
霊「わかってるわよ!」 ヒュンッ
魔「そろそろ得点もらうぜ!」 バチッ
輝(何をするつもりだ?)
魔(ミニスパーク!) ヴォッ!
輝「何!?(モーションも何もなかっただと!?)」
………パッ!
魔「まずは3点目だぜ!」
霊「ディフェンス戻るわよ!」
輝「…なんだあのシュート…」
悠「モーションがないってどういうことだ…」
輝「…それより、やられたらやり返さないとなww」
悠「ボールはバンバンまわすぜ。」
輝「よろしくww」
10対3 残り 4分40秒
魔「いきなり輝かよww」
輝「さっきのスリーは痛かったからなぁ、お返ししに来たww」
魔「今度は止めさせてもらうぜ!」
輝「無理無理ww」 ダンッ!
輝が右ドライブで攻める。
魔(ドライブが甘い!) キュッ!
魔理沙は今度こそ輝を止めたと思ったが…
輝「ドライブばっかり考えるなってww」 ブンッ!
魔「なっ!?(ボールぶん投げた!? パスか!?)」
魔理沙はボールの軌道を見る。
バンッ! バスッ!
ボールは悠へのパスではなくシュートだった。
魔(なんだよあのシュート!?)
霊(ボールをぶん投げてる様にしか見えない!)
輝「スリーポイントラインから打ったからスリーなww!」
魔「マジかよ…。」
13対3 残り4分10秒
霊「とにかく再開よ!」
魔「おう!」
悠「残念、今回は再開はないぜ!」 バチッ!
霊「あ!?」
悠は霊夢からボールをスティールする。
悠「2点はもらった!」 ダンッ!
霊「待ちなさい!!」 ダッ!
霊夢は悠を追いかける。
霊「追いつけた!」
霊夢は悠に追いつく。
悠「追いつかれたか…だが攻めてるのは俺だけじゃない!」ヒュンッ
霊(シュート!?)
ここからは結構な距離がある。
霊(しかも、この軌道…絶対に入らない!)
魔「待て!」
ふと魔理沙の声が聞こえる。
輝「嫌だねww悠も合図してくれww」 バッ!
悠「無駄口はいいから早く行け!」
霊夢はようやくあの投げたボールの意味を知る…。
霊(まさか…ウソでしょ!?)
輝「ゲットォ!」 パシッ!
輝が跳躍してボールを取る。
輝「2点もらったぁぁぁあぁ!」
ガシャッ!
輝がしたのは…アリウープ。
霊(輝も結構跳ぶとは思ってたけど…)
魔(あの身長であそこまで跳ぶか!?)
輝「小さいなら高く跳べってなww」
悠「次、ディフェンスだ!」
15対3 残り3秒30
霊「魔理沙!」 ヒュンッ
魔「おう!」 パシッ
輝「次はなにが、来るのかなww?」
輝(まぁ、何が来ても止めるがww)
魔(ミニスパーク!) ヴォッ!
魔理沙がミニスパークを放つ。
輝「そう何度も打たせるかww!」 バチッ!
輝は魔理沙のミニスパークを叩き落とす。
霊(魔理沙のミニスパークを叩いた!?)
そして輝の叩いたボールは悠がキャッチする。
悠「ナイスチェック!」 ダンッ!
霊「待ちなさい!」 ダッ!
霊夢が悠に追いつこうとする。
悠「残念だがお前は遅すぎる…じゃあな!」 ドキャッ!
悠が更にスピードを上げる。
霊「なっ!?(速すぎる!!)」
魔(相手がドリブルしているのに追いつけないだって!?)
悠「もう一度、豪快に行くか!」 ダンッ!
ガシャッ!! メキッ!
一瞬、リングが軋む。
霊(しかもパワーもさっきよりもある!)
魔(本当、こいつらどんな身体能力してるんだ!)
17対3 残り2分50秒
……………
…………
………
……
霊「っ!」 ダンッ!
霊夢がドライブをしかける。
悠「ドライブが甘い!」 キュッ!
霊「っち!(ドライブ以前に読まれている!)」
魔「霊夢!」
魔理沙がパスを要求する。
霊「魔理沙!」 ヒュンッ
輝「パスが甘いww!」 バチッ!
輝がパスをカットする。
魔「あ!?」
輝「追加点もらうぜww!」 ダンッ!
魔「行かせない!」 ダッ!
輝「ディフェンスは上手いが…まだまだだww!」 キュッ ギュワッ! ヒュンッ
輝はロールターンの途中でシュートを打ってきた。
魔「なっ!?(ロール中に打っただと!? いよいよ輝の奴メチャクチャしてくる!)」
……パッ!
当然と言わんばかりにシュートを決める。
魔(輝の奴、シュートフォームもループもバラバラだ、なのに…落ちない!)
霊(なんて言うシュート率してるのよ!)
19対3 残り1分50秒
魔(さっきから一方的すぎる…だけど…)
霊(何でこんなに楽しいの?)
霊夢達はいつも基礎の練習ばかり繰り返し、負けたらすぐ終わる試合はあってもこの様な練習試合は一度もない。
霊(いつもの試合ならもうとっくに試合放棄してたわ)
魔(偶にはこんなのも、いいか…でも)
霊 魔「「最後まで全力でいくわよ(ぜ)!」」
輝 悠「「………」」
輝と悠は正直、驚きを隠せなかった。
悠(こいつら…こんなにボロボロにやられてるのに……)
輝(2人ても…目に光がまだある……だったら)
光 悠「「その全力に答えてやる!」」
………………
……………
…………
………
……
その後、霊夢と魔理沙は霊夢のシュートで2点を返したが再び一方的にやられた。
24対5 残り10秒
悠「最後のオフィスだ、きっちり攻めるぞ!!」 ダンッ!
輝「わかってるぜ!!」 ダッ!
霊「最後は止めるわよ魔理沙!!」
魔「守りぬいてやるぜ!!」
悠「輝!」 ヒュンッ
輝「おう!」 バチッ!
輝にボールがまわる。
魔「必ず止めてやる!」 バッ!
魔理沙がディフェンスに入る。
輝「さっきよりはいいじゃんww!」 ダンッ!
輝は右ドライブで抜こうとする。
魔「行かせないぜ!」
魔理沙が輝を止める。
魔(止めた!)
輝「残念だが俺はボールを持っていない!」
魔「っ!?(なんで!? いつの間にパスした!?)」
振り返って見るとボールはすでに悠の手元にある。
魔(くそっ!)
悠「最後は霊夢とか!」 ダンッ!
悠は跳躍する。
霊「止める!」
霊夢も悠と同じように跳躍する。
悠(霊夢の奴、こんなに高く跳べるのか!?…だったら) ヒュンッ
霊「なっ!?(ボールを浮かせた!?)」
そのパスはただ上に浮かせるだけのパスだった…だが。
悠(これだけで十分だ!)
パシッ!
輝「だから合図くらいしてくれ…って!」 ガシャッ!!
霊(ここにきてのアリウープ…すごいチームプレイ!)
魔(急に走ったと思ったらこれか…全く予想出来なかった。)
ビィー!
ちょうどブザーが鳴った。
だから、いまのプレイはブザービートになった。
26対5
霊夢と魔理沙はこの日、盛大に負けた。
なんとか書き終えました。