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出逢い・・・そして片思いの日々・・・

5年間つきあった末の別れ・・・・出会いも突然だったけど・・・別れも突然。すべて受け入れると決意したのに・・・・・どうして別々の道を歩まなければならなかったの・・・・私の運命はどうしてこんな辛いものになってしまったの・・・・


暑い夏の日・・・バイトが終わり先輩と後輩と一緒に祭りに行った。

2時間ぐらいふらふら歩いて、疲れたので喫茶店へと入った。ふと先輩の携帯がなった。

彼氏からの電話。

先輩の彼氏は3人で遊んでいて暇になったので合流しようとのこと。

特に予定もなかったのでみんなでカラオケに行った。

みんなで盛り上がってお酒もはいっていたのでテンションもそこそこ高く、みんな楽しそうだった。

先輩の彼氏が連れてきた中の一人、海音カイトにふと目をやると、なんだかすごく・・・寂しそうにみえた。周りに合わせて笑っているのか、楽しそうにしているという感じだった。

海音は出口近くに座っていたので私はそっと隣に座った。

名前を聞いてちょっと自己紹介をして、その日は携帯の番号を交換した。

カラオケの時間が終わって、みんなその場で解散した。帰宅してすぐに海音にメールを送った。

なんでもないメールをした。その日はなにも返事がなかった。

その日から私は海音の事が知りたくなった。

先輩や先輩の彼氏にいろいろ聞いた。どんなささいなことでも知りたくて・・・

一目惚れ・・・だった。

目がすごい寂しそうで、頭から離れなかった。

数日たって、メールが帰ってきた。すごくすごく待ちわびていたので、私は嬉しくてすぐにメールの返事をした。

次の休みの日に映画に誘った。

暇だからいいよ たったそれだけの返事でも私は嬉しかった。

海音とは、何か理由をつけては会っていた。

飲みに行って勢いで一夜をすごした。

それから毎日のように家へくるようになった。

私はそれだけで幸せだった。毎日海音に会えるだけで幸せだった。

けれど・・・海音は仕事もしていなければお金もなかったので、私がすべてバイトでなんとかやりくりをしていた。

私が初めて思いを伝えたのは10月の暮れ。

答えは・・・NOだった。

それでも私は今の関係を壊したくなくて、海音がいなくなるのが怖くてそのままの関係を続けた。周りには反対されたけど、自分の気持ちは変えられなかった。

クリスマスイブに二度目の告白をした。

けれどそれでも答えはNOだった。海音は自由を奪われるのが嫌いだと。この先100%付き合うことはないといわれた。

けど私は諦めたくなかった・・・・どうしても一緒になりたくて・・・・

そばにいてほしくて・・・・それから4回くらい告白したが、結果は同じだった。

だんだんメールや電話の返事もしてくれなくなった・・・・

海音が家にこないときは、寂しくて泣いた。

私は海音に逢いたくて逢いたくて・・・・海音がいるゲームセンターに勝手に会いにいったりもした。

翌年の12月31日。私は・・・・もう辛くて逃げたくて・・・・これで最後にしようと・・・告白をした。

やはり答えはNOだった。

もうこれで終わりにしようと決めたから・・・携帯のアドレスから、今までのメールや着信履歴もすべて消去した・・・・。

なんだかすっきりした。

さんざんないて、飲んで・・・騒いで・・・先輩たちと年を越した。

いつの間にか寝てしまった。そして朝起きてなぜかすっきりした気持ちになれた。

そしてそのままバイトにいった。

バイトが終わり先輩たちとまた飲みに出かけた。0時すぎにアパートの駐車場につき、自分の部屋へとむかった。

エレベーターを降りて自分の部屋の鍵をかばんからとりだしながら歩いた。

・・・・・そこには・・・・・・・海音がいた。

『どうしたの?』

『・・・・・・・・・・・・』

何時間まっていたのだろうか・・・・凍りそうな顔でこっちをみていた。

なにも話さないのでとりあえず部屋に通した。

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