表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/194

いつも通り

 親指を立ててみせるとみなとがぱぁっと顔を輝かせ、ぴょんと勢いをつけて立ち上がった。


「うんっ!そうだね!じゃあさ、明日はユニストセブンの続きプレイして・・・あと、昨日観た映画の感想会、まだちゃんとやってなかったからそれもやろう!」


 みなとの提案に、私はテンションが上がって思わず意味もなく右手をぶんぶんと振った。


「そうだ、まだそのカードを切ってなかった!楽しいこといっぱいあるね!・・・あっ、あとさ、思いついたんだけど・・・今から一緒にお風呂入りながら、ユニスト初代から10(テン)までそれぞれの作品の好きなところ、言い合いっこしない?」

「・・・!うんっ!するっ!」


 みなとは嬉しそうに頷いたあとしゃがんで、ずっと自分のプレイを横で見守っていたパンダの『サツキ』の頭を撫でながら「ちょっと待っててね」と話しかけ、再び立ち上がった。そのままとても自然な、流れるような動作で私の手を握ってくる。私たちはリビングの出口に向かって歩き出した。


「・・・あー、ダメだ、私待ちきれない!もう喋っちゃう!あのねイツカちゃん、私がユニスト初代でいいなって思うのはね・・・」

「うん、うん」


 ━・・・そんな風に。12月25日の夜、私たちはいつも通り仲良く話しながら、風呂場という目的地をふたりで目指して歩く冒険を始めるのだった。

喫茶店での神崎との会話からここまでが第三章(物語が始まってイツカとみなとが『結婚』するまでが第一章、クリスマスイブの一日が第二章)です。今回の章はただ二人でいっしょにゲームしながら喋ってるだけ(すみません)なんですけど、この作品でわたしがやりたいこと、表現したいことがぎゅっと詰め込まれた章になったと思っているので、書いた本人としてはかなり気に入ってます。番外編を挟んで次の章は逆にこれまでとはちょっと毛色の違ったお話になるかと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ