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「あの人はあの人で一寸ズレたトコあったしな。あの三人は波長が合ったんだろう」
パリポリとシガレット菓子を食べながらハンスはそう言った。
「・・・ユノは、俺の親父も知ってるのか?」
「ん?嗚呼、知ってる。ジンさん達と何時も一緒だったからなぁ?」
「・・・ユノって、案外顔が広いよな」
「まぁ、傭兵にされてた時にイロイロと、な?」
「ふぅーん?レイブンともその時?」
「いや、レイブンとは正規に戻ってからだったような?それ迄名前だけは知ってたけどよ。会う機会なんざ無かったからな。あんときはまだパイロットの統一化されてねぇ時代だったし・・・確かアルティオもそのくらいの時から居たな・・・」
そうカイに話乍ら、まだ十代だった頃の自分を思い出してハンスは苦笑する。
ウィル・G・ハンス、彼は少し変わった経歴の持ち主で、今のルドラ隊に配属になる前の彼は傭兵部隊にいた。
ただ、居たのは二年ほどで、彼が傭兵部隊にへと送られた原因でもあった、とある計画が解体されると同時に彼も正規軍に戻されている。
その後はルドラ隊の基になった部隊に所属した。
「ユノ?」
「んぁ?」




