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空気の読めない子が1人。
2人の疑問に答えてくれたのはアラタだ。
首を傾げてかまくらを想像するレイに、彼はコクンと頷く。
「・・・ん、こんなもんか?・・・ゼウス、アテナ、『イグルー』はこうゆーカタチの奴」
テーブルの上のペーパーナプキンを一枚取り、サラサラとボールペンでイグルーの絵を描いたカガリがカーリーの2人に見せた。
「嗚呼、コレか・・・」
「なんか、見たことある―!コレ、『イグルー』って名前だったんだね!初めて知った!!」
「あら?上手に描けてるじゃないの。意外な才能ね?カガリ」
「・・・イヤ、こんなの誰でも描ける・・・」
「そう?オレもイエローの絵は上手だと思うけど・・・」
カーリーの2人と一緒にカガリの描いた絵を覗き込んだフィリスとアラタもそれぞれ感想を口にする。
フイッと顔をそらすカガリも、言葉では否定的なことを言っているが、実は少し嬉しそうだとアラタは小さく微笑んだ。
「はいはーい。イグルーの謎が解けたところで、話の続き良いですかぁ?」




