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「そうだね。でもまぁ、私はカイだけにモテていればそれで十分だし、別に良いかなぁ・・・」
「ッ・・・そ、そうかよ・・・」
カイが揶揄うつもりで掛けた言葉は、レイの反撃によって撃墜された。
予想外な真面目回答に、カイは若干赤くなった顔を隠す為に思わず彼女からそらす。
「えへへ~・・・照れた?カイ、照れたの?」
「ウルセェ。照れてない・・・それより、マジでどうしたら良いんだ?あの痴話げんか・・・」
話をそらしたいのが半分と、もう半分は真面目にどうしようかという相談だった。
廊下の真ん中で言い争いを続ける、クロウとヤタ。
クロウに詰め寄ろうと藻掻くヤタと彼女の頭を鷲掴んで接近を封じるクロウ。
周囲には何事かと徐々に人だかりが出来始めていた。
が、その中でも海軍所属の者たちは、原因がレイブンの2人だと判明したとたんに興味を失い去っていく。
カイはその様子から、この2人はコレがデフォルトなんだと理解した。
「・・・朝飯食いに来ただけでこの騒ぎ・・・次からは食材の在庫管理はキチンとすることにしたわ」
「・・・そうだね。私も買い物は手伝うよ・・・」
そう2人が誓いあった時、レイブンの痴話喧嘩を聞きつけた他のレイブン隊のメンバーがやってくる。




