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「痛っ!ちょっと、クロウ?女の子を殴るとは、どういう了見よ?!」
「ハァ?誰が女の子だって?お前はもう三十路に片足突っ込んでんだろうが!」
レイを挟んでケンカを始める2人。
「なっ!?失礼過ぎるし!!私まだ20代なんですけど?!」
「20代『後半』だろ?」
殴られた所を擦りながらヤタがクロウに咬み付けば、彼は『後半』を強調しながら鼻で笑ってみせた。
「カイ・・・どうしよう?」
「・・・『触らぬ神に祟りなし』だ。放って置こう」
ソロリとヤタとクロウの間から抜け出してきたレイが、困った顔でカイを見上げた。
どうする?と問う彼女に、カイは苦笑しながら放って置けと答える。
「それにしても、レイブンの2人の素顔、初めて見た・・・」
「まぁ、向こうは海軍所属だしな。あと、俺達が普段食堂で飯食わねぇからってのも理由に上げとく」
「2人とも、凄くモテそうな顔してるよね」
「・・・お前とは大違いだな?サクマ」




