表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RAVEN -レイブン-  作者: 霊狼(GhostWolf)
プロローグ
2/38

P-1

昔携帯小説サイトで書いていた

『戦場を舞うF-14S』

の設定をベースに、新たに書き直したものです。

ご都合主義です。雰囲気でお楽しみください。

何時も通り、『閲覧は自己責任小説』です。

 


私が起きた時、画面越しに初めて見たものは一人の男だった。


優しく画面を撫でて私に語りかける彼は、凄く嬉しそうだ。



「おはよう。俺はお前を作った ―――― だ。お前の名前は『 ―――― 』」



低く、優しい声でそう私を呼び、よろしく。っと、彼は笑う。



それから彼は私に名前の他にも色々なデータを与えてくれた。


文字、知識、声、姿、そして・・・自律思考(ココロ)・・・。


長い時を一緒に過ごし、私の知識が生まれた時の何十倍、何百倍となった。

学習することは楽しく、新しい事を覚える度に喜んでくれる彼を、私は何時しか好きになっていた。

そんなある日、彼は私に語ってくれた。


何故私を作ったのか、作って何をしたいのか。


正直なところ、彼が言っていることは私には難しすぎて半分も理解出来なかったけれど、それでも自分の夢を語る彼がとても嬉しそうだったので、それでもいいやと思っていた。


いや、違うな・・・理解は出来ていたけれど、非現実的すぎて折角もらった思考力をこの時ばかりは敢えて使わないようにしていた・・・が、正しいのかもしれない。



何故なら、彼の話を聞いた私は否定してしまったのだ。



彼の考える、現実にしたい夢は『夢』のまま終わらせ無ければならないモノであると言う事を。


だから、敢えて思考を放棄したのだ。





大好きな彼を傷付けないように。


大好きな彼の『夢』を一緒に追えるように。





・・・大好きな彼と、何時までも一緒に居られるように・・・。




 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ