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ANIMA  作者: パンナコッタ
変わりゆく世界と新たな正義との出会い
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決意の選択

 《悪魔》エース・レッカの元に迫り来る大群。見たことのない兵器を体に取り付けた者や、巨大な鉄の塊がこちらに進撃してきている。


「いたぞ! 悪魔だ!」


「殺せ!!」


 雨の様に怒号が体を打ちつける。

 そっと息を吐き、エースは大群に両剣を向ける。道の声に聞いた《黒い剣》の正体。

 魂の終着点に無限に存在するエネルギーを放出できる管のようなもの……。


 エースが道の力を発動させる感覚で、強く念じると剣先から黒いオーラの様なものが飛び出してくる。

 それは瞬く間に増幅し、空を覆った。


「なっなんだあれ……」


 黒く染まった空を見て、兵士たちが呟く。

 それでも兵士達は進軍してくる。

 エースと大群の距離が僅か100メートル程になった瞬間。空から黒い雨が凄まじい勢い で降り出した。

 黒い雨に当たった兵士達の皮膚は溶けていく。

 兵士達の泣き叫ぶ声が響き渡る。

 エースは自身の周りに触手で壁を作り、雨を凌いでいる。


 しばらくして、兵士達の断末魔が途絶えた。

 触手を破り、外に出るとすでに雨は止んでいた。


 外に広がる景色は、まさに地獄だった。

 溶けた肉片と、血が浮かぶ黒い水溜り。


「俺が……これを全部……」


ーーこの少し前、ヘラクレスーー


 ヘラクレスは故郷のある森にいた。長い年月を過ごしたこの故郷で知らぬ場所は無いと思っていたが、見たことのない道を見つけた。


 その奥を行くと、一本の斧が地面に突き刺さっていた。ヘラクレスがそれを引き抜くと、その斧は神器とはまた違う禍々しいオーラを放っていた。


 試しに振ってみると、その切れ味に驚いた。

 切れ味という話ではない。

 どんなものでも切ってしまう。

 巨大な樹が一振りで切れる。


「なぜこんな斧がここに……」


 直後、ヘラクレスは激しい頭痛に襲われる。

 エースと接触した際に開いた記憶。

 地球の魂の内部に存在した何者かの記憶が再び開こうとしている。


「う……誰なんだ一体……」


「ハッ……これは、まさかこの斧と同じ……!」


ーー時は現代ーー


「でも…。仕方なかったんだ。メアリーを救う為なら全部……」


 黒い水溜りに浮かぶ自身の顔を見つめるエースの背中を何者が思い切り裂き切った。


「フンっ!!」


 咄嗟に振り返ったエースの眼に写ったのは、決意と覚悟に満ち溢れたヘラクレスだった。


お読みいただきありがとうございます。

ざっくりと、今のエースの目的について解説します。


ーーーーーーーー


 メアリーを救う為に、地球の魂の内部にあるイブの魂が持つ《概念破壊の力》が必要。

 しかし、それを手に入れるにはワールドエンドオーダーを引き起こすしかない。

 決意を決めたエースはワールドエンドオーダー発動の為に、13の力と、全ての神器(不要だったことが判明)、????を集める為に行動する。


 また、他にも自身の一部となったタナトスの願い、地球の魂に魂を吸収されたニーナと再会させるという目的もあります。

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