願った平和
「ルイスは道を歩いていた……街となった場所から少し離れた道を……そこで異形の何かと出会ったんだ……頭が大きく、角が生えていて体が小さい……その者はルイスを見た途端、ニーナと何度も泣き叫んだ……しかしルイスが驚き逃げようとすると、激しく怒り、姿を消した……」
「そして2日後、アナスタシアが力を手に入れた」
「その力は万物を破壊する力『破壊の力』だ……」
エースはそう言う。
「破壊の……力」
メアリーは息を飲む。
「そしてその時からだ……」
「アナスタシアが創造の力を引き出せなくなったは……」
「つまり……力を手に入れた後に“アナスタシアの血“が生まれたということか……?」
ヘラクレスは唖然とし、そう言う。
「そうかもしれない……アナスタシアは力を手に入れた方法をルイスに聞かれても答えなかった」
「そしてアナスタシアも巨大樹に触れ、子供を作った……」
「その子供たちはアナスタシア同様にルイスの力が引き出せなかった……その子供たちがアナスタシアの血族の起源だろう……」
エースはそう言う。
「アナスタシアはその時から……ルイスに対して当たりが強くなったんだ……」
「なんでも…破壊こそが真の創造である、と言っていた……」
破壊こそが真の創造である……
ディトルたちが保有していた本の中に書かれていた言葉だ……
とても過激的な言葉……
とても前までのアナスタシアから出るような言葉じゃない……
なにか力を入手したことによって影響があったのだろうか……
エースの中にアナスタシアの記憶はある……
ただし、その記憶を引き出すためにはエースにアナスタシアの血が流れている必要がある……
サタンにゼウスも同様、アナスタシアの純血であることが分かっている。
「アナスタシアはその後、街の近くに帝国を作った……自身の子供たちを従えて……」
「その時のアナスタシアは何かに乗っ取られているかのようだった……激しく怒鳴り散らかしたりして……」
「そして、アナスタシアたちはルイスに宣戦布告をしたんだ……」
「世界の秩序を乱す野蛮人だとして……」
「ルイスは酷く動揺した……優しかった兄がとんでもない狂人になったんだから……」
「ルイスは初め、アナスタシアと和解をしようとしていた……」
「しかしある時、ルイスの子供数人がアナスタシアの子供たちによって殺された……」
「それが戦争の引き金となった……」
「ルイスは子供たちの命を第一に考えていた……戦争の時、アナスタシアに1体1を申し込みそこで決着をつけようとした……」
砂埃が舞う中、ルイスは剣を握った。
眼前にいるのはアナスタシア……
最愛の兄であり、子供たちの仇となった男……
ルイスは決意していた……ここでアナスタシアを止めると……
「アナスタシア……ここで終わりにしましょう」
ルイスは剣を構えてそう言う。
「いいだろう、ルイス」
アナスタシアは剣を構える。
ルイスの中に色々な感情が渦巻く。
それでもここで終わらせる。
子供たちの仇を打つ……!
アナスタシアが地を蹴り、思い切り斬り掛かる。
ルイスは一瞬の隙をつき、アナスタシアの首を跳ね飛ばす。
呆気なく、アナスタシアは死んだ。
「さようなら……兄さん」
ルイスは剣を鞘に収めてそう言う。
その後、人界にてルイスの血族とアナスタシアの血族は和解を果たした。
ルイスは嬉しかった。
争いが終わったのだと……
その後、『新生ルイス帝国』を築き、
人界を収めた。
「なぁ、エース……ひとつ疑問に思ったんだが……」
ヘラクレスはそう言う。
「2人は……最初の人類なんだろ……? 知識とかあったんだな……」
ヘラクレスはそう言った。
思えばそうだ。
現在天界で使われている言語を完璧に喋り、知恵などもある……
不可解な点が多い……
すいません……まじで分かりにくいかもしれません。
1回解説入れます。
ルイスとアナスタシアが地球に生まれる。
この2人は最初の人類とされています。
しかし2人は完璧な言語を喋り、知識もあります。
この謎については後々明かされます……
ルイスはある日、氷の大陸で氷の柱の中にいるメアリーを見つけます。
そしてメアリーから『創造の力』を継承します。
このことをエースはメアリーたちに言いませんでした。
メアリーもこのことを覚えていない?ようです。
そしてその後、巨大樹に触れることで子供が産まれます。
その子供たちは子孫を繁栄させていきます。
そしてある日、謎の異形の者が現れ、ルイスのことをニーナと呼ぶ。(後々、明かされる)
その2日後にアナスタシアが『破壊の力』を手に入れる。
その日を境にアナスタシアが凶暴化する。
ルイスの元を子供と共に離れ、帝国を築く。
ルイスに宣戦布告。
1体1にてルイスが勝利し、アナスタシア死亡。
ここまでが今回までのざっくりとした内容です。




