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ANIMA  作者: パンナコッタ
ルイスの記憶と道の声
25/71

対なる正義

 「メアリー!」


 エースはメアリーの名を叫ぶ。

 

 「え…エース…!」


 メアリーは突然のエースの登場に驚きを見せる。


 「現れたな…エース・レッカ」


 男はそう言った。

 

 「近づいたら女王を殺すぞ」


 男はそう言い,メアリーの首に刃物を突き付ける。


 「やめろ…メアリーを放せ…!」


 エースは剣を握る。


 (今近づけばメアリーが殺される…)


 「何が目的だ!」


 ヘラクレスが男にそう問いかける。


 「この腐った政府の破壊だ…!」


 男はそう言った。


 「政府の…破壊?」


 「悪魔が世界の実権を握るなんておかしいってことだよ!」

 

 「いきなり現れたお前らがゼウスを殺して新政府になるなんて…狂ってるだろ!」


 男は叫ぶようにそう言った。


 「俺たちが破壊による真の創造でこの世界を作り直してやる…!」


 

 この男はあの日,天界禁忌法典改変権奪取の演説を聞いていた。


 「そんな…天界禁忌法典を廃止だと…!」


 男は激しく激怒した。


 「悪魔どもが…調子に乗りやがって…」


 男はその後,自身が所属している『アナシズム党』のメンバーに集合をかけた。


 「あんなの間違っている…!」


 男は机に拳を叩きつける。


 「悪魔が天界の実権を握るなんて…!」


 「落ち着けディトル,そんな鬱憤晴らしのために俺らを呼んだわけじゃないだろ」


 一人の男が柱にもたれかかりながらそう言った。


 「あぁ…すまない」


 ディトルという男は一度息を落ち着かせる。


 「話があって呼んだんだ」


 「今の天界は狂っている…悪しきルイスの血族者が支配者になるなんて…」


 「この本を見てくれ」


 ディトルは一冊の本を机の上に置く。


 「これは…」


 党の仲間たちはその本に興味を示す。


 「アナスタシアの部下が残したであろうものだ」


 その本は記録書のようなものでもあり,


『神』という単語も出てきていることから聖書のような一面もうかがえる。


 その中には『破壊こそが真の創造である』という言葉が記されていた。


 「我々が真に尊ぶべきは今の政府ではない! アナスタシア様ではないか!」


 ディトルはそう熱弁した。


 「彼は世界の破壊を経て,新たなる世界を創造しようとした…そうだろう!」


 「それを今の政府は…悪魔どもは否定し,彼を殺した…!」


 「しかし! 彼の意志は消えない…彼の意志は我々にしか継げない!」


 ディトルのその言葉に仲間たちが賛同する。


 「そうだ…今の政府は間違っている…」


 「我々の真の王はアナスタシア様だ!」


 男たちは拳を掲げ,アナスタシアの名を叫ぶ。


 「これより,我々アナシズム党は現政府を討伐し,真の王であるアナスタシア様の意思を継ぐものとする!」


 ディトルは拳を掲げてそう言った。


 「破壊こそが真の創造である…! 我々の正義を貫くのだ!」


 「悪魔どもに正義の鉄槌を振り下ろせるのは我々アナシズム党のみだ!」


 そして,アナシズム党による政府討伐作戦が開始された。


 


 そして現在,ディトルたちは女王メアリーを人質にとることに成功した。


 「女王を返して欲しければ今すぐここに全ての神器を持って来い!」


 ディトルはそう叫んだ。


 「神器をだと…」


 ヘラクレスは斧を構える。


 「そんなことでき…」


 ヘラクレスがそう言いかけた時,エースが喋りだす。


 「いいだろう…今すぐ神器を用意しろ」


 「エース…!」


 ヘラクレスがそう言うがエースは,


「メアリーの命が最優先だ…」


 そう言った。


 そして兵士たちが神器を取りに宮殿へと向かう。


 彼らが言う政府の破壊のために九魂神が持つ神器は厄介なのだろう…


 男たちは笑みを浮かべている。


 その時,一人の男が血しぶきを上げて崩れ落ちる。


 「なっ!」


 ディトルたちが後ろを振り返るとそこには美しい青い髪をした者が立っていた。


 「なんだお前は…! 女王を殺すぞ!」


 ディトルがそう叫んだ瞬間、青髪の者の足元から無数の氷が生み出される。


 その氷はディトルたちを肩まで凍りつかせる。


 「なっ…なんだこれは…!」


 メアリーはその隙にディトルから離れる。


 「なんだあいつは…!」


 エースがそう呟く。


 「あいつは…アクア・グラキエース,九魂神の一つの継承者だ…」


 ヘラクレスがそう言った。


 「初めましてかな…よろしく,エース」


 アクアはそう言った。


 

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