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自然災害と国

すっかり春本番の気候になった港町。

それもあり暖かさを浴びると眠くもなってくる。

春眠暁を覚えずとは言ったものである。

とはいえ眠くなるのは基本的に昼間なのだが。


「誘ってくれてありがとうね」


「ええ、この季節は美味しい果物のパフェが食べられるので」


「サインは相変わらず甘いものに目がないのか」


サインは相変わらず甘いものには目がない性格だ。


以前行ったフルーツパーラーにまた行こうと誘われたらしい。


「そういえばこっちの世界って地震とかないのかな、自然災害は嵐ぐらいしか経験ないけど」


「地震ですか?この国は恐らく揺れないと思いますよ」


「つまり別の国に行くと揺れる事もあったりするのか」


「ええ、北の方は揺れる国もあると聞いていますし」


「なるほど、国によって地震が来る国と来ない国があるのか」


サイン曰く北の方にある国は地震が来る事もあるという。

今暮らしているこの国は地震は来ない国という事らしい。


地震大国である日本から来ている理津子には意外な感じに見えるらしい。


「でも地震がない国っていうのもなんか落ち着かないというか」


「日本はそんなに地震が多い国なんですか?」


「うん、過去に何回も大地震に見舞われてる国だしね」


「日本という国はそんなに自然災害が多発するんですか」


「地震に台風に火山もあるし、何なら豪雪地帯もあるし大雨は降るし隣国から黄砂も来るしね」


日本という自然災害大国で暮らしていると感覚も麻痺してくる。

とはいえ震度の大きい地震が来てもそこまで動じなくなってくるとか。


やはり日本という国の特異性を感じる話だ。


「自然災害の少ない国で暮らしてると日本の災害の多さを実感させられるよ」


「自然災害は回避のしようがないですからね」


「うん、実際昔日本で起きた大地震で首都が壊滅的な打撃を受けた事もあるし」


「自然災害は予知は出来るものの、それを回避するのは難しいんですよ」


「サインみたいな人でもそれを言うんだね」


サイン曰く機界の技術があれば自然災害の予知は出来るという。

だが予知は出来ても回避は出来ないともいう。


自然災害の前にはあらゆる高度な技術を持ってしても困難なのだと。


「でも機界の技術なら自然災害もなんとかしちゃうんじゃないかと思ってたけど」


「そんな事はないですよ、寧ろ高度な技術を持つからこそ自然災害の怖さを感じるんです」


「そんなものなんだね、なんか意外な感じ」


「自然災害の前にはあらゆる高度な技術でも無力なんですよ」


「寧ろ高度な文明を持つからこそ自然災害の怖さが分かる感じなのか」


理津子も日本という国で暮らしているとそれを感じさせられるという事はある。

地震台風噴火に大雪、大雨もあれば隣国から黄砂なども飛んでくる。


そんな自然災害大国で生まれた身としてはその怖さが何よりも分かるのだ。


「機界のような高度な文明を持つ世界だからこそ自然災害の怖さを知ってるか」


「ええ、少なくとも機界の人達は自然災害をやり過ごす方向で技術の発展をしたので」


「やり過ごす方法、なるほどねぇ」


「日本という国は自然災害がそれだけ多い国なんですね、人が住んでるのが奇跡というか」


「実際地震は突然来るし、夏は台風に大雨、冬は北に行くと豪雪だしね」


異世界では自然災害が多い国と少ない国ははっきり分かれている感じはある。

北の方にある雪国は地震もあれば大雪もある結構過酷な土地らしい。


その一方で南にある島国なんかは嵐が来る事が多いようではある。


「異世界の自然災害の話は興味深くはあるなぁ」


「この国は沿岸にある国なので、災害は嵐や大雨がメインですからね」


「確かに港町だから、災害は海から来るものがメインになるのか」


「そういう事です、地震が来ないだけ津波の危険度は低いんですよ」


「日本は遠くの国で起きた大地震による津波が来た事もあるぐらいだもんなぁ」


日本は遥か遠くにある国で起きた大地震よる津波が到達した事もある。

元々自然災害が多い国である以上、それに対する備えはしっかりやってきた。


この世界は国によるが、この国においては地震が少ないだけにどこか不安にはなる。


「地震が来ない国っていうのはどうにも落ち着かないというか」


「地震の多い国で育つと、地震がない事に寧ろ落ち着かないんですね」


「そうなんだよね、なんか変な話っていうかさぁ」


「まあ普段から自然災害が身近にある国だと、外国に行くと落ち着かないのはあるんですかね」


「かもしれない、地震がない国っていうか環境に落ち着かないんだよね」


理津子は地震がない国というか環境に落ち着かないという。

自然災害が多い国という環境に慣れてしまっているという事もあるのだろう。


理津子も自然災害の怖さは分かるが、それが少ないのも不思議と落ち着かないらしい。


「ふぅ、美味しかったね」


「また何か美味しいものを見つけたら誘いますね」


「うん、期待してるよ」


そんな異世界の自然災害は国によって変わってくるという。

北国は大雪や地震、南国は嵐や大雨が多いという事らしい。


その一方で内陸だと規模が小さめの地震があったりするとか。


傾向としては南方の国は地震が少ない傾向にあるらしい。

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