表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
267/343

蚊取りの季節

夏もすぐそこに迫り気温が高くなってきた。

そんな中夏にはやはりあれが飛んでくる季節の様子。

なので今年もあれを設置する季節が来たようだ。

異世界でも変わらずにあれは天敵なようである。


「りっちん、蚊取りの薬品たくさん買ってきてたね」


「夏は蚊が飛んでくるからな、僕も夏は割と刺されるんだよ」


「私は刺されないけどね、アンドロイドだから」


そんな蚊取りの薬品を大体設置し終えた様子の理津子。


休憩に作って冷やしておいたデザートを持ってくる。


「蚊取りの薬品の設置は終わったん?」


「うん、終わったから休憩の甘いものね」


「しかし蚊の季節か、夏はこれだから嫌なんだよな」


「少年も蚊は嫌いなんだね、室内にこもる事が多いからなのかな」


「とりあえず食べようよ」


蚊取りの薬品の設置も終わり休憩に甘いものをいただく。

ちなみに蚊取り線香を始めとする蚊取り系のものは蚊以外にも効果があったりする。


なので蚊以外の虫が出るときにもおすすめだったりする。


「でも蚊が出るのは夏って感じるけど嫌な季節よねぇ」


「そうだね、蚊取り線香とか蚊取りマットも効くには効くんだけど」


「ああいうのって蚊以外にも効くって聞いたけど」


「一応効くらしいよ、ただ範囲は思ってるより広くないらしいけどね」


「つまり部屋の中に蚊が入ってこないと落ちないみたいな感じなのかな」


蚊取り線香や蚊取りマットは殺虫効果こそあれど効果範囲はそこまで広くない。

とはいえ屋外作業をする時に近くに置いておけば近寄らなくなる程度の範囲はある。


なのでないよりはあった方が断然いいのはある。


「にしても蚊が飛ぶ季節よねぇ、まあスパイやってた時は刺されない工夫はしてたけども」


「そういう工夫もしてたのか、流石は国のスパイ部隊って感じがするね」


「蚊が寄ってたら隠れてるのにバレたりしそうだしな」


「それはあるね、だから蚊が寄ってこない薬品みたいな知識とかあるのかな」


「スパイも何かと大変なんだね」


なおそんなスパイ活動において使っていた薬品は機密事項なので教えられないらしい。

とはいえ蚊が寄ってこないという事はそういう成分があるという事でもある。


少し羨ましい話ではあると理津子は思っていた。


「にしてもりっちんは蚊に刺されやすかったりするん?」


「割と刺される方かな、でもあたしの住んでた国だと蚊が活動出来ないぐらい暑かったけど」


「蚊が活動出来ないぐらい暑いって、お前の住んでた国はなんなんだ」


「蚊は確か35度以上になるとほとんど見なくなるらしいから、それだよね」


「つまりリツコの住んでた国は普通にそれぐらい暑かったと」


蚊が活動出来ないぐらいに暑かった近年の日本の夏。

その暑さは蚊すらも夏バテさせるという事でもあるのか。


だからこそ夜の蚊取りの大切さが分かる話でもある。


「しっかし話を聞けば聞くほどにりっちんの住んでた国の過酷さがやばいと感じるわね」


「蚊が活動出来ないぐらい暑いって普通に考えてやばいよね」


「なんでそんな暑い夏なんだ、おかしいだろ」


「砂漠の国から来た人が母国より暑いっていう程度には暑い国だよ」


「確か湿度があるからなんだっけ?その暑さの理由って」


日本の夏の暑さの理由は大体湿度のせいである。

昔から夏を乗り切る事を優先して技術が発達してきた国でもある。


それぐらい日本の夏は暑いのだ。


「でも蚊が活動出来ない暑さは普通にやばない?」


「だから昔から夏を乗り切る知恵は豊富にあるんだよね」


「夏の暑さに加えて湿度があると食べ物も簡単に腐るもんな」


「そうなんだよね、だから食べ物を腐らせないための知恵とかもいろいろあるし」


「暑いだけなら全然いい方で、湿度っていう敵がいたわけなんだね」


蚊取り線香や蚊取りマットなんかも夏は蚊が多いから生まれたものであり必需品だ。

なおそんな蚊すら活動出来なくなるような暑さになってしまったわけだが。


なおボウフラが大量に湧くからこそ蚊がたくさん飛ぶとも言える。


「蚊が多いのは、それだけ蚊の卵がどこかに産み落とされてるとも言えるわよね」


「水場に産み落とすらしいから、家庭にあるプランターとかの水の受け皿とかは多いよね」


「そういうところに溜まった水に蚊の卵が産み落とされて、一斉に生まれてくるのか」


「そういうところは見落としやすいのもあるからなんだろうなとは思うけどね」


「蚊の卵って水場に産むんだね」


ボウフラ大量発生の原因はそうしたところが見落とされたりするからなのか。

やはり定期的に掃除しないといけないのかもしれない。


夏は蚊との戦いでもあるからこそである。


「にしても蚊は厄介よね」


「夏はとにかく刺されない工夫もしないとね」


「あのかゆさはなんともし難いからな」


「人間は大変だなって感じるね」


そんな蚊への対策は怠らない夏が来る。

やはり刺されて痒くなるのは嫌なもの。


蚊という存在は昔から人間との戦いでもあった。


夏の蚊の存在はストレスも溜まるものなのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ