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雪が降ったよ

冬の寒さも本番となった寒い冬の日。

そんな中外では雪がちらついていた。

吹雪くような事はないとはいえ、雪が降るとそれだけ寒くなる。

港町は海風もあるためその寒さは一層強く感じるという。


「雪が降っとるやん」


「本当だな、ここはあまり雪は降らないから珍しいな」


「寒いと思ったらそりゃそうだよね」


外はどうやら雪が降っている様子。


そんな中理津子もそれには気づいているようで。


「お、りっちん、今日は外には行かんのね」


「流石にこの天気で外に行こうとは思わないよ」


「とはいえ雪だからな、雪が止んだら今度は地面が凍結するぞ」


「こっちでもアイスバーンって起きるんだ」


「道が凍結すると滑るから怖いんだよね」


こっちでも雪が止むと地面が凍結する事はあるらしい。

それは人の手で舗装された道に限るという事ではあるらしいが。


そんな冬の雪景色は港町だと比較的珍しいとか。


「そういやりっちんの世界でも雪が降る事はあるんっしょ」


「あるよ、まああたしの住んでた地域は雪は珍しい土地ではあったけど」


「雪が降るには降るけど、冬になると雪ばかりみたいな土地ではないんだな」


「うん、だから雪国に比べると少しの雪で騒ぐし、なんなら路面凍結とかもあるしね」


「それは雪が珍しい地域だったからなんだね」


理津子の住んでいた地域では雪は降るものの、割と雪は珍しい土地だった。

なので少しの雪で騒ぐし、その雪で警報が出たりする。


とはいえ雪国の雪はドカ雪なんてレベルではないため、そこは違いなのだろう。


「りっちんの住んでた国では雪はたくさん降るところからそうでもないところもあるんね」


「うん、国土が縦に長い国だから、北から南まであるからね」


「北に行くとそれこそ雪の量も全然違うようになるのか」


「そうだね、東北や北陸、北海道なんかだと雪が家の屋根まで積もるとかあるらしいし」


「家の屋根まで積もるって、そんなに雪が降るんだ」


家の屋根まで雪が降るという事もある北の方の地方。

そんな雪が降る量の多さは世界で見ても上位に入るレベルの降雪量なのだという。


国内での上位ではなく、世界での上位に入る降雪量と言えばその降雪量が分かるだろう。


「りっちんの住んでた国の国土は縦に長いから極寒から温暖まであるんね」


「そうなんだよね、だから南の方に行くと冬でも普通に暖かいとかあるし」


「なるほどな、縦に長い国土はそれだけ気候が大きく違ってくるのか」


「そうだよ、北の方に行くと世界でも上位に入るレベルの降雪量らしいって聞くからね」


「世界なの?国内じゃなくて?」


そうなのである、日本の北国の降雪量は世界でも上位に入るレベルの降雪量なのだ。

もう一度言うが、国内ではない、世界なのだ。


それだけ日本の北国はアホみたいに雪が降るのだから。


「しかし世界でも上位にランクインするレベルの降雪量って、やばくね?」


「そうなんだよね、実際それで民家の屋根まで積もるレベルの雪が降るらしいし」


「それは流石に都市伝説か何かだろ」


「まあ日本ってなんでここに人が住んでるの?ってレベルの自然災害大国だから」


「雪ですら災害級に降るのに、他にも自然災害がたくさん来るのか」


日本という自然災害大国。

北国の雪は災害級に降るし夏は台風や大雨、噴火や地震などもある。


人が住んでいるのが不思議になるレベルで甚大な自然災害が襲ってくる土地なのだから。


「りっちんってそんな過酷な土地にある国に住んどったのか、そりゃタフなはずだわ」


「地震はあるし、台風や大雨もあるし、噴火もあるし、大陸から黄砂とかも飛んでくるしね」


「なんでそんなところに国があって人が住もうと思ったんだよ」


「あたしに聞かれてもね、国の歴史としても2000年とかある国だし」


「そんな過酷な地に2000年も続く国があるってどういう事なの」


だからこそ強さが身についたとも言えるし、秩序や規律が育ったとも言える。

それは自然災害から何度も立ち直ってきた不死鳥のような国。


今外で降っている雪など可愛いものなのだろう。


「りっちんって何気にやばい国に住んでたってのは分かったわ」


「大地震で大都市が瓦礫の山になった歴史があったりするしね」


「そんな国に人が住んでて、しかも2000年とか歴史があるって凄すぎるな」


「奇跡みたいな国だと本当に思うよ」


「それだけ凄い国があるって事なんだね」


雪の話になると、とりあえず東北や北陸の雪を思い出す。

あれだけ雪が降る地域だからこそ世界でも上位に入るレベルの降雪量なのだろう。


自然災害大国と言われる所以である。


「少し外に出てみようぜ」


「いいね、積もるぐらいは降ってないとは思うけれど」


「寒かったらすぐに家に入るからな」


「積もっても遊べるぐらいは積もらないかな」


雪は降っていても遊べる程度には積もらないだろう。

明日は朝から雪かきになりそうだ。


屋敷にもスコップはあったはずなので確認はしておく事に。


雪が降ったらまずは遊びたくなるものだ。

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