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episode:76





次の日の朝、今日はアミも一緒に王国へと帰る予定でいる。

警戒が必要だ。もしバレたら…王国と聖国との間に大きな溝が出来ること間違いなしだ。


馬車に荷物を乗せ、無事に出発する。

アミは僕が結界で隠している。レイとララとサーナは知っているが、実は同じ馬車に乗っている。ミナとファムは何も知らない。


バファエルに襲われそうになったとこを助けた女性はリミアと言うらしい。勿論一緒に乗っている。


旅は順調だ。まあ、これだけの人数と冒険者を相手に襲ってくるような盗賊はいないだろう。大したものも乗っていないしな。


こう言う時、小説とかだと襲われたりとかあるんだけど、実際トラブルなんて中々ないものだ。


魔物との遭遇は多々あったが、Aランク冒険者が一緒なのだ、全く問題になる事もなく処理されていく。


王国へと到着すると盛大な拍手で迎えられた。

先に早馬が出ていたので、準備をしていたのだろう。


僕達の馬車はお城までパレード状態だ。

窓から優雅に手を振る、レイやララ。


僕は…恥ずかしくて控え目に手を振る。

学園で解散かと思ったが、そんな雰囲気ではなく、お城の門の前まで続いた。


とても嬉しい事なのだが…これ程恥ずかしいとは。


暫く続いた後、皆んなは宴会ムードとでも言うのだろうか、街一体となってお祭りムードに変わり去っていった。


僕達も今日は疲れているだろうとのことで解散となった。

後日また集まって学園長から話があるらしいが。


僕とレイ、ララ、サーナ、そしてアミとリミアは屋敷へと帰る。

久々の我が家だ、みんな元気にしてるかな…


心配は皆無だった。

屋敷の門の前では皆んなが待っていた。


「おかえりなさい」


これが僕の今の家族達だ。皆の笑顔が不安を払拭してくれるようだ。


「ただいま、みんな」


屋敷の中へと入ると、沢山の料理が並んでいた。

マーニとウィスペンそしてルルロルの3人で作ってくれたらしい。


亜空間倉庫にはマーニの料理が沢山入っているので、久々という事もないし出来立てのままなのだが、入れる前と入れた後では何か違ったものがある。


最初にアミとリミアを紹介した。

リミアにはメイドの教育を受けて貰う事になり、メイド長をして貰っているリッカルに頼んだ。見習いメイドのジュールに後輩が出来た。


「リッカル、お願いね。事情はさっき話した通りだから…何かあったら僕に言ってほしい」


「はい、旦那様、私にお任せください。立派なメイドにして見せましょう」


これで安心だろう、リッカルはレイ付きのベテランメイドだ。

間違っても変なメイドになる事はない。


そしてアミの紹介だ。


「アミュート・アルテミスです。今代の聖女を務めておりました」


「せ、聖女様?今度は聖女様を連れてくるとは…主ながら恐ろしい」


「お兄ちゃん、生聖女様だよー」


「ルイフ様…まさか、聖女様までお嫁にするのですか?私は構いませんが」


「私も別に、構いません」


セイラとネピリアは勘違いしているが、反対はしないそうだ。


「えっと、皆んな誤解してるようだから言うけど…アミとは結婚する気は無いよ?」


「お、おおう、そうですよね」


レグドンは驚き過ぎて動揺している。

違うと聞いてちょっと安心したようだ。


僕はみんなに今回のアミの事を話した。

勿論新しく雇った人達以外にだ。


「ルイフ様なら貴方を必ず守ってくださいます。私はセイラ・フェデル・リオ帝国の第3皇女です。セイラとお呼びください」


「私はネピリア・ファスティオン。エルフ族の族長の次女です。好きに呼んでください」


「え、ええ皇女様にエルフ族族長の娘?!王女様だけじゃなかったのー?」


アミは驚き過ぎて整理が付かないようだ。

女同士で話した方がいいという事で、嫁達とアミは別の部屋へと行ってしまった。


僕はその間に、屋敷での出来事だったり報告を聞く。

特に問題はなかったようだ。一度だけガンツさんが訪ねて来たらしいが、僕が聖国へ行っていると聞いてまた王都に来た時に寄ると伝言を残して帰っていったらしい。僕が全然帰ってこないから様子を見に来たらしい。そういえば…こっちでバタバタとしていて帰っていなかった。一度タイミングを見て実家に顔を出そう。



その他にはレグドンのシスコンぶりがやばくて、ティーナが引いているらしいと報告があった。

妹が大事なのは分かるが、ほどほどに…


「ルイフ様って何でこんなにもトラブルというか…厄介な事に巻き込まれるんでしょうか」


「いや、アミア。僕が知りたいよそれ」


「そうだよな、セイラ様の時もそうだし、俺の時も…そして聖女様にリミアだっけ。どんだけ濃い1年を送っている10歳なんだ…」


「でも、ルイフ様は全て解決して救っているのよ?勇者様と言われても驚かないわ」


カルメ、勇者は辞めてくれ…恥ずかしいし違うからね。

みんな持ち上げるの上手すぎるよ。全く。


「平和に暮らしたいよ」


「ルイフ様、それは無理な気がします。それにもうすぐ伯爵になられるんですよね。周囲がほっときません」


そうだった…僕の誕生日は一月後。

伯爵の爵位を頂いて、貴族の仲間入りをする予定なのだ。

同時に竜騎士としてのお披露目もやる予定だ。


国民には仮面をかけてお披露目をする。

竜騎士が僕だと分かると色々大変だからだ。


爵位を頂く時に集まる伯爵家以上の者達にはバレるのだが、僕が成人するまで緘口令が引かれることとなる。


「明日から僕はまた街作りに行くから、屋敷を頼むよ」


「かしこまりました」


「とりあえず、朝一でアミを国王様に会わせたいから取次だけお願い」


嫁達が戻ると…

とても仲良くなっていた。


ネピリアの時もこんな感じだったが、一体何を話したらこれ程打ち解ける事が出来るのだろう。ガールズトークの力なのか…


その後はマーニ達の作った食事を楽しみながら久々の家族との団欒を楽しんだ。


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