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episodep66

あけましておめでとうございます。

今年も異世カラをよろしくお願いします。


皆様が楽しい年を過ごせるよう、頑張って執筆していきます。





僕達はこれからアミをどうするかの話し合いを始める。


「じゃあ、まずは帰るまでの5日間どうするかよね」


「この部屋で匿う」


「それはそうだけど、誰もいない状態で一人でいるのは危険だわ」


コンコン コンコン


「誰か来たみたいね…まさか…追っ手じゃないわよね?」


「僕が前に立つからララ対応してくれる?」


「わかったわ」


「ルイフ君、ララちゃん…気をつけてね」


「誰かしら?」


「私よ。アレイナよ、ちょっといいかしら」


「学園長…ちょっと待ってください」


僕達は戻って小声で話し合った。

まずはアミをベッドの下に隠した。そして僕も一緒に隠れる。


ガチャっ


「お待たせしました。ちょっと散らかっていたので」


「そう、じゃあ入らせて貰うわね」


「はい、それで今日はどういったご用でしょうか?学園長が来るなんて珍しいですね」


「いえ、大した用じゃないわ。それにしても何かあったのかしら?動揺していたようだけど」


「い、いえそんな事はありませんわ。私達3人で本戦での作戦を練っていたので聞かれてしまったかと焦ったのですわ」


さすが、ララだ。動揺はしているが、話合わせが上手い。


「そう、まあいいわ。ルイフ君、聖女様出て来なさい」


え…なぜバレた。僕の気配遮断は完璧なはず。


「えっ、あ、学園長何を仰って…」


「大丈夫よ。誰かに言ったりはしないから」


僕は仕方なく出ていく。

何かあっても僕が守ればいいのだ。


「学園長…なぜ僕達がいるとわかったのですか?」


「ルイフ君、あなたね。気配を隠すのはとても上手だと思うわ。正直普通じゃ気付かないと思うわね。でもね、私は魔法の専門家よ?そんな大きな魔力を纏っていたらきになるでしょう…後を付けて部屋が空いたのを確認した後話を聞かせて貰ったのよ」


魔力纏ってると魔法が得意な人には感じ取れてしまうのか…

知らなかった。常に身体強化のトレーニングのため魔力を纏っていた。敵に魔法が得意な者がいたらバレていたかもしれない。

もしくはバレている…か?


「そんな顔しないで大丈夫よ。暗殺を生業とした者で魔法に長けてる者は珍しいわ。バレてないと思うわよ」


「そうですか…それで学園長はこの件についてどうするつもりですか?」


「そうね、黙認って訳にもいかないのよね。これでも王国の責任者として来ているのだから」


どうする…学園長と敵対するか?

それは避けたい…そんな事をしたら王国への裏切りになってしまう。

婚約者達にも迷惑がかかるだろう。それに父様が英雄とは言え息子の不祥事はまずいだろう。やはり説得するしかないか。


「私をどうしようか考えてるようね。あなたと敵対なんてしないわよ?勝てないもの。聖女を王国に亡命させるのは賛成よ。ただ色々と難しいのよね。これがバレれば戦争になるのはまちがいないわね。聖国に理由を与えてしまうだけよ」


「では、どうすれば…」


「私が本戦が終わるまで聖女の身を守るわ。だけど敵に気付かれるのは避けたいのよね。私だけで守れるくらいにして欲しいのよ」


「混乱させるって事ですかね?」


「そうよ、やってくれるかしら?」


「ルイフ君、混乱させるってどういう事?大丈夫なの?」


「サーナ、恐らくルイフは大聖堂で何かを起こすつもりよ。あんまり派手だと本戦への影響や他国を疑われかねないから恐らく幹部クラスだけが知って混乱するような事…そうね。聖国の所有する聖書をすり替えるとかどうかしら?」


「そんな事したら危ないんじゃ…」


「冗談よ、教皇に仕える大貴族の隠し帳簿とかを探してそれが盗まれた事がわかる程度にその場所を荒らしとけばいいんじゃないかしら。動揺して行動に支障が出てくるはずよ」


「そうね、それが妥当だと私も思うわ。生徒にそんな事をさせるのはどうかと思うけど、ルイフ君ならいいわよね」


なぜ、僕ならいいんだ…子供に他国の大貴族の屋敷に侵入しろと言うのか!?まあ。僕もそれが妥当と思うからやるんだけどね。

聖書を盗みに入るよりよっぽどいい。大聖堂に侵入したら帰ってこれるか…自信ないしね。どんな罠があるやら。


「何がいいのか、わかんないですけど…それが最善そうなのでその案で行こうかと思います」


「でも…私のためにそんな危ないことまでさせていいのでしょうか」


「ルイフなら大丈夫。アミは待ってればいい」


「そうだよね。ルイフ君なら大丈夫だよ。アミちゃん」


「レイ…サーナ。ルイフ…気を付けてね。無理はしないで。じゃないと婚約者のみんなが悲しむわ。私のやっと出来た友達を悲しませたくないの」


「分かってるよ。じゃあ早速行ってくるかな。王都に屋敷を構えていて教皇側の大貴族って誰かわかる?後屋敷の場所も」


「枢機卿である、バファエル・オードナー。そして大司教のメタボス・ビッパム。この二人が教皇派の幹部よ。屋敷の場所は…大聖堂より北に東西分かれてちょっと下品な大きな像が飾られている家が二つあるわ、見たらすぐわかると思う。聖都であんな下品な像は二つしかないから」


「分かったよ、と言うか、聖女派には大貴族的な地位にいる人いないの?守ってくれる人って言うのかな?」


「ウィリアム・ミラクレス大司教…私を応援してくれてる。でも私を応援してる事で立場が…微妙な位置にいるの。それにウィリアム大司教は民のためにって真面目に仕事をしているから。バファエルやメタボスに比べるとお金もあまりないし、支援してくれる者もほとんどいないの。私さえいなければウィリアム大司教が枢機卿になっていたもの」


バファエル枢機卿やメタボス大司教はあまり良いやり方では稼いでなさそうだな…

宗教的に巻き上げてるって感じかな。

色々裏がありそうだ。


ウィリアム大司教…これぞ神官って感じの人なのかなー。

優しそうなお爺ちゃんって感じかな?白く長い髭とか生やしてさ。

うんうん、そんな感じだろうな、きっとそのはずだ。


「そっか…ウィリアム大司教にはアミの事心配しないように話しておきたいね。機会があればだけど」


「はい…」


「じゃあ早速行ってくるよ。学園長アミの事お願いします」


「ええ、私の魔術は王国でも最高峰よ。任せなさい」


んっ?魔術?魔法とは違うのか…?

今はそんな事気にしてる時じゃないしとりあえず向かうか。

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