episode:57
1ヶ月が経過し従業員用の寮が出来上がった。
お披露目式という程のものではないが、新しく働いてくれる人達を集め住む所の確認をして貰う。
文句は言わせないが…一様これから暫く?長きに渡って住んで貰う予定のとこなので少しでも居心地よくいて欲しいのだ。
まずは女性寮を案内する。
みんな自分の部屋を確認している。
「こんな綺麗な所に住めるなんて…」
「ふかふかのベッドがあるー」
女性陣からは割と高評価だ。
それほど広くもないのだが、使いやすいよう工夫をして貰ってある。
女性の為に収納を作ったりと前世の使いやすそうなおしゃれな家具をイメージして余った木材で作って貰ったのだ。
男性陣からは…
「前住んでたとことは大違いだぜ」
「筋肉の稽古をする場所があるのはありがてえ」
「兄さん、庭が見えるよ」
「ああ、弟よ。庭が見えるな」
男性らしい…感想だが喜んでくれてるようだ。
筋トレスペースなんて作った覚えがないのだが…
庭師の二人は仕事の場所が見えるのは嫌かな?と思ったが、話を聞いた所庭を見ていると落ち着くのでと懇願されたので二人は庭の見える側の部屋をあてがった。
基本的に必要な物は僕が用意したので引越しもすぐに住み屋敷が一気に賑やかになったのだった。
雇ったのは全員で12人。
週6勤務の1日休み。労働時間は8時間…残業たまに。
親衛隊の人達をメイドとして使うのは勿体無い。出来るだけ屋敷の護衛役に回って貰いたい。なので週休2日や8時間労働…にするのは無理があった。今後人を増やしていけばホワイトな労働環境を作っていけるだろう。3食付きの寮完備なのでとりあえずは十分だろう。
少しびっくりしたのが、週1の休みの事を話したら…
そんなに休んでいいんですか?とか。
休みがあってもする事ないですし…とか。
なんで休むんだ?…とか。
ブラックに対する嫌悪は全くないようだ。
この世界では月に1、2度休むくらいで殆ど毎日働くのが普通らしいので休みを定期的に取るという概念がないようだ。
なんてブラックなんだ…
僕が作る街では定期的な休みなどを定めてホワイトな街作りをしようと思う。休みがあるだけで人間余裕が出来るからね。




