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episode:56





今日は僕の領地になる予定の場所へと来ている。

見渡す限り何もない草原といった感じだ。


遠くの方に森が見える、セイラルの森だろう…

草原の先には大きな川が流れている、帝国と王国を分ける川。


「大きいな…だけど帝国領は全然見えないしこんな大きな川渡って侵攻してこないと思うけどな。それにしてもいい土地だ、なぜみんな開拓失敗したんだろうか」


僕はまず地面を開拓していく所から始める。

川から大量の水を引く予定なのであまり遠すぎない方がいいだろう。

街を大きくすればするほど森に近くなってしまうな…


凶悪な魔物が多いと聞くから少し離したいが僕の理想通りに街を作るにはどうしても森が近くなってしまう。


この際気にしても仕方ないか…

後で魔物の事は考えよう。


僕は森までの距離およそ50m川までの距離20mほど離した位置を基準に土魔法で開拓を始めた。

街を開拓する予定の場所を掘り返しながら余分な草や植物、木などを分解しいく。初日は土を掘り起こし開拓場所を決めるだけで終わってしまった。魔力が切れたのだ。草や木など余分な物を無くすのに魔力を大きく取られてしまったからだ。


草原の一部が全て土になるとなんだか環境破壊をしているみたいだ。

一気に景色が変わってしまった。


次の日来てみるとなんだろうか…蛇?

柔らかく綺麗に掘り返しならしておいた土に大きな何かが通った跡が残っているのだ。すぐに直せるが…少しずつ開拓している人達からしたらこんな大きな何かが現れたら開拓どころじゃないな。

これは見張る必要がありそうだ。


僕は昨日ならした土を綺麗に固めていく。

一通り綺麗に固めた所で表面だけでは地震などが起きた時に大変なので少し深い層まで固めていく。深い層には色々なものが混じっている地層が多いため半分も進まなかった。少しずつ進めていこうと思う。


今日はここまでだ。泊り込みで原因を探る。

みんなには泊まる事を伝えてある。

付いてくると言っていたが危ないし、こんな何もない所でテントを出して寝るのも…と思い。もう少し街が出来てからと納得して貰った。

どんな魔物が出るか分からないしね。


夜中…そいつらは現れた。


ダダダダダダダッ


なんの音だろうとテントを出ると…

デカイ…これは確かBランク魔物のジャイアントミミズ。


「原因はこれか…」


ジャイアントミミズが10匹ほど凄い地響きと共に僕の綺麗にした土地に侵入しようとしている。


そんな事許す訳がない!


僕は魔力を込めた黄色のボールを巨大ミミズへと放つ。

もはや投げていないとかツッコミはいらない。

僕だって…わかっている。

しかし魔法で飛ばす方が便利なのだ…片手では一つずつしか投げれないのだから。


ドッカーン…大きな落雷が発生し巨大ミミズを黒焦げに…


「あれっ」


音が止まない…そのまま突っ込んできているのだ。

あれっ…Aランク魔物も倒した僕のボールが効かないなんて。


仕方ない…僕は刀を抜き巨大ミミズの元へと向かう。

1匹ずつ確実に倒していく。


勿論戦闘になっている場所は僕の綺麗にした土地だ…


「せっかく綺麗にした土地をよくも!」


ブシュっ


僕は次々と斬っていく。

魔力を込めているのでスパスパ斬れる。


10匹倒し終わった頃には綺麗に整地した土地は荒れていた。

すぐに直せるのだが、綺麗にした土地をぐちゃぐちゃにされるのはなんだか無性にムカムカとするのだ。


この巨大ミミズ食べれるのかな?

非常食用にせっかくだし取っておくか…

亜空間倉庫に僕は10匹収め土地を整地し帰宅する。


これで多分大丈夫だろう…また攻めて来られたら気分悪いし早めに城壁を作るとするか。


建物を全部僕が建てる訳にはいかないし職人を派遣して貰うにしても安全が確保されないと国王様や宰相も斡旋しにくいだろう。


屋敷に戻ったがみんな寝ているのだろう。

起こさないよう自分の部屋へと入り僕は眠りにつく。


次の日…


今日は前々から考えていた、屋敷へ仕えてくれる人の面接日だ。

国王様と宰相様の計らいもあり、信頼の出来る人達を集めて貰った。

全員雇用する予定だが一様僕自身でチェックをしてくれとの事で面接をする事になった。


面接は集団で行う。


・ラルゴとレルゴ 双子の庭師だ。長い髭が特徴的な30後半のベテラン庭師だ。


・ウィスペン、ルルロルこの二人はマーニの補助をして貰うコックだ。と言っても二人共お城のコックだったらしく腕は確かだ。娘にちゃんとした食事をという事で希望者のこの二人が来たようだ。

ウィスペンは職人気質のおじさんコックだ。ルルロルは20代前半でまだコック歴はそれほど長くない女性だがウィスペン付きの補助コックだったようで一緒に来たようだ。


・リッカル、テネラ、フェパ、ジュール。この4人はメイドだ。

リッカルとテネラは元々レイとララ付きのメイドだったらしく真っ先に希望を伝えたらしい。フェパはサーナ付きのメイドだ。ジュールは見習いメイドだ。メイドの勉強として僕の家に来る事になった。

ジュール以外は全員40を過ぎたベテランメイドのようだがジュールはまだ18と若い、見習い期間ってどれくらいなんだろう?

日本でホテルとかで3年も働けば結構しっかりしたホテルマンになれそうな気がするが…他がベテラン過ぎてわかんないな。



・バーバル、ハルク、ラシュート、ハーネ。この4人は警備だ。

レグドンを警備隊長として4人はその下で働いて貰う。


みんな屈強そうな…ガタイのいい男達だ。

元々3人は冒険者らしくランクはバーバルとハルクがC。

ラシュートがDランクと有望な人達だ。年齢は3人共30前後だ。


ハーネは唯一の女性で24歳。冒険者としてはDランクだが男爵家の三女で家を出て貴族家の護衛として仕えていたが、その貴族家が取り潰しになった所宰相から声がかかったらしい。

気の強そうな女性だ。赤い髪に少しつり上がった目、程よくついた筋肉、レグドンに鍛えて貰えばまだまだ伸びるだろう。


僕は全員と少しだけ話をし解散とした。

勿論全員雇用だ。働いて貰うのは来月からとした。

今は急ぎで従業員用の寮を作っている所だ。


男女別で簡単な寝るだけの部屋になってしまうが…

なるべく部屋数多めに依頼をした。


ご飯を食べたりするのは少し広めにした共有スペースだ。

シェアハウス的な感じの寮に仕上げる予定だ。


僕もそろそろ堂々と主人らしくしないとだ…ちょっと不安だ。

そもそもまだ爵位を頂いていない。

不安になる程物事だけが先に進んでいく。


この先どうなるやら…



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